『使いたいものを、使いたい分だけ選べる』をコンセプトに登場し、0円から使えることで人気のpovo2.0。
今回の記事ではこの「povo2.0」で選択可能なオプションのコスパと、強制解約の条件について解説します。
povoとは?
auの回線が0円から使えることで「楽天モバイル」の移行先としても選ばれている人気プランのことです。
基本料金0円に任意のオプションを組み合わせることにより、ユーザーのニーズにピッタリ合わせられます。
――補足としてpovoには1.0と2.0があり、現在契約可能なのは内容がより充実した「povo2.0」です。
povoの主な注意点
「維持費0円から持てる」という特長が魅力のpovoですが、いくつか存在する「注意点」をまとめました。
また基本的な利用方法は、基本料金0円に「月間で必要な容量のデータトッピング」を選択することです。
povoの注意点
- オンラインで加入するプランであり、店頭サポートは受けられない
- データトッピングをしない場合、通信速度が送受信最大128kbpsになる
- データトッピングには期間制限があるうえ、繰り越しに対応していない
- ドコモと違い家族回線としてカウントされない(auから脱走すると家族の負担が増える)
- 一定期間に利用量が少なかった場合、強制解約される可能性がある
最も注意すべきは、公式サイトにある下記の文面です。
しかしこの強制解約を回避する方法があり、後述する「条件」を満たせば問題ありません。
180日間以上有料トッピングの購入等がない場合、利用停止、契約解除となることがあります。
引用元:料金プラン詳細
povoの主なメリット
上記いくつかのデメリットがある一方で、見逃せない「povoの魅力」についてまとめました。
povoの主なメリット
- 何よりauの音声回線が「基本料金0円」から利用できる
- 契約事務手数料が発生しないため、費用負担なく申し込みできる
- 当初は物理SIMしか対応していなかったが、現在はeSIMにも対応している
- 選択するデータトッピングによっては、ahamoに対抗できる組み合わせがある
- ギガのチャージ活動「#ギガ活」でさらにお得に利用できる
データトッピングのコスパ比較
povo2.0で選択可能な「データトッピング」の一覧と、コストパフォーマンスの比較です。
オススメは「データ追加60GB」と「データ追加150GB」の2つで、月間あたりの費用はahamoを下回ります。
とはいえahamoには5分間の国内通話無料が付属していますから、対抗するには通話トッピングが必要です。
povo2.0の5分以内通話かけ放題は月額550円ですので、実質「月額2,713円」でahamo未満となります。
@1GB ⇒ 1GBあたりの料金
@30日 ⇒ 30日あたりの料金
月間容量 ⇒ 利用可能なデータ量を「月間平均」に置き換えた場合の目安量
トッピング名 | 料金/回 | 制限時間 | @1GB | @30日 | 月間容量 |
---|---|---|---|---|---|
データ使い放題 | 330円 | 24時間 | - | 9,900.0円 | - |
データ追加1GB | 390円 | 7日間 | 390.0円 | 1671.4円 | - |
データ追加3GB | 990円 | 30日間 | 330.0円 | 990.0円 | 3GB |
データ追加20GB | 2,700円 | 30日間 | 135.0円 | 2,700.0円 | 20GB |
データ追加60GB | 6,490円 | 90日間 | 108.2円 | 2,163.3円 | 20GB |
データ追加150GB | 12,980円 | 180日間 | 86.5円 | 2,163.3円 | 25GB |
強制解約の回避条件
povoには「SIMを有効化した日から180日の利用量」が少ない場合、強制解約される可能性があります。
しかし下記どちらかの条件さえ満たせば、利用停止からの強制解約を回避することができます。
1⃣180日の間に、いずれかの有料トッピングを行う
2⃣180日の間に、従量通話料とSMS送信料の合計額が税込660円を超える
しかも強制解約の前に「長期間トッピング未購入による利用停止予告」の連絡が行われるとのこと。
つまり利用停止の予告が来てから有料トッピングを購入しても、問題がないということです。
引用元:トッピングの購入を一定期間実施しなかった場合、どうなりますか?
月額0円で維持する方法
参考サイトを参考にした「povo2.0を最低料金で維持する方法」は下記のとおりです。
ただしKDDI回線の契約限界である1名義5回線を消費したくないため、私自身は実証できておりません。
そのためあくまでも月額0円理論上のものであり、厳密には180日間に1度18円の課金が必要だと言えます。
povo2.0を最低料金で維持する方法
- povoから利用停止予告のメールが来るのを待つ
- 利用停止予告が来たら、その猶予が月末を超えるか確認する
- 月末に月額550円の「5分以内通話かけ放題」を購入する
- トッピングが反映されたら、その日のうちに解約する
- 直近の請求が18円であることを確認する
※月末に通話トッピングを購入する理由
povoの規約上、月の途中で通話トッピングを購入した場合、定額料は満額請求されます。
しかし「当面の間」は日割りとなっているため、月末に契約&解約するのが最も効率的です。
もし利用停止期限が月末を超えない場合も、素直に「5分以内通話かけ放題」に加入しましょう。
最低料金18円で維持できませんが、月末まで19日未満の場合は「データ使い放題」よりも安価です。
逆にざっくり利用停止期限がその月の上旬の場合は、データ使い放題を選択して利用停止を回避します。
参考サイト:povo、180日経過しました。
利用停止から契約解除までの流れ
ちなみに「povoの利用停止から契約解除までの流れ」は、別記事で詳しく解説しています。
-
【povo】利用停止から契約解除までの流れ【回避方法】
180日間以上有料トッピングの購入などがない場合、利用停止や契約解除になることがある月額0円のpovo。
今回の記事では「povo」の利用停止から契約解除までの流れと、強制解約を回避する方法を解説します。続きを見る
スマホ料金最適化 ⇒ 月額290円でドコモ回線