PUBGの推奨環境とは?

2017年8月13日

PC専用のバトルロワイヤルゲームとして人気を博している、PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDS。
今回の記事では公式が発表している必要環境と、快適なプレイに必要な推奨環境を考えてみます。

必要環境

こちらがSteamで確認できる、PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDSのシステム要件です。
OSはWindows 7から最新のWindows 10まで対応しており、64bitであれば動作可能です。

CPUはCore i3-4340およびFX-6300と制限が緩めですが、現行から3世代以上も前の製品。
GPUとして提示されている、GeForce GTX 660 2GB / Radeon HD 7850 2GBもかなり古いです。

そのためこれらの最低環境はあくまで参考程度に捉え、より高性能な構成を選択することが肝要です。

ちなみに一般的な家電店で入手可能なパソコンは、これらのシステム要件をまず満たしていません。
PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDSのプレイを目的として購入するのは、絶対に避けましょう。
(※ただし十分なGPU性能を備えた、一部のゲーミングパソコンを除きます)

平均値算出

参考記事①:PUBGのCPUベンチマーク結果
参考記事②:PUBGのGPUベンチマーク結果

前回と前々回の記事で、CPUとGPUのベンチマーク結果について解説しました。
ここからはそのデータを参考に、PUBGが快適にプレイできる環境について考えています。

この時重要なことは「どの解像度でプレイするか」「画質はどの程度か」の2点です。
どちらも高解像度や高画質を望むほどPCの性能要件が厳しくなり、比例してコストが増大化します。

そのためフルHD 高画質でのプレイを目的として、フルHD 中画質/最高画質の平均値を算出しました。

フルHD 高画質参考値(CPU)

 
Mid-Min
Mid-Ave
High-Min
High-Ave
Ultra-Min
Ultra-Ave
Core i7-7700K
(OC)
75.3113.267.1103.458.893.5
Core i7-5930K
(OC)
70.0109.968.0101.365.992.6
Ryzen 7 1700
(OC)
68.4102.264.495.260.388.1
Ryzen 5 1600
(OC)
63.5100.760.593.157.485.5
Core i5-750061.1101.352.392.743.484.1
Ryzen 5 1500X OC61.199.058.291.255.383.3
Razen 4C/4T OC59.893.058.888.057.883.0
Core i3-710045.274.441.370.437.466.4

フルHD 高画質参考値(GPU)

 
Mid-Min
Mid-Ave
High-Min
High-Ave
Ultra-Min
Ultra-Ave
GTX 108075.3113.267.1103.458.893.5
GTX 107072.1108.163.195.954.183.6
GTX 1080 Ti70.0104.563.696.257.187.8
GTX 1060 6GB70.393.057.278.344.063.5
GTX 1060 3GB68.787.251.471.434.155.5
R9 Fury X59.486.447.672.135.757.8
GTX 97063.380.849.666.835.852.7
RX 480 8GB60.677.248.663.636.650.0
RX 470 4GB49.567.940.055.930.543.9
R9 39049.066.741.655.834.144.8
GTX 1050 Ti47.756.337.847.427.838.4
R9 380 4GB38.949.831.541.124.132.4
GTX 105040.148.930.440.920.632.9
RX 460 4GB30.735.823.529.516.323.1
RX 460 2GB8.812.67.410.65.98.6

推奨環境

CPUについて

高性能なGPUを搭載している限り、平均60fpsが条件ならばCore i3-7100で問題なさそうです。
しかし最低60fpsを条件とするなら、Ryzen 5 1600およびRyzen 7 1700以上が安全策だと言えます。

その中で個人的にオススメしたいのは、PUBG以外でも安定した結果を残しているCore i7-7700Kです。

GPUについて

平均60fpsを条件とするなら、Radeon RX 480 8GB以上が必要となります。

しかしRadeon RX 480 8GB、Radeon R9 Fury X、GeFocre GTX 970は現在終息しており入手困難。
そのためGeFocre GTX 1060 3GB以上を選び、最低60fpsが条件ならばGeFocre GTX 1070以上です。

オススメ構成まとめ

必要環境と上記の平均値を参考にした、フルHD 高画質における自身の想定推奨環境がこちらです。
OSはWindows 10 bit、メモリは必要環境より多い8GB、可能であれば倍の16GBを搭載しておきます。

 
平均60fps構成
最低60fps構成
メモリ8GB16GB
CPURyzen 5 1600Ryzen 7 1700 / Core i7-7700K
GPUGeFocre GTX 1060 3GBGeFocre GTX 1070

ストレージは30GB以上の空き容量が提示されていますが、実容量はおよそ7GBと少なめ。
これくらいのデータ容量であれば、システムドライブのSSDと共用しても問題ないでしょう。

ちなみに配信やローカル録画を行いながらゲームをプレイする場合には、より高い性能が必要。
せめて10%程度の余裕を持ち、場合によってはCPUやGPUをワンランクUPさせることも考えましょう。

参考元:Best PUBG settings | PC Gamer



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