世界初の7nmプロセス採用GPUとして発売されることとなった、AMD FreeSync2 HDR対応のRadeon VII。
今回の記事ではこの「Radeon VII」について、CES動画や公式情報を元にその性能をまとめてみます。
AMD CEO Lisa Su's 2019 CES動画
Radeon VII紹介動画
Radeon VIIとは?
世界で初めて7nmプロセスを採用した、第2世代Vegaアーキテクチャによる「ゲーミング向けGPU」のこと。
AMD Radeon RX Vega 64に比べてさらに高い性能を備え、最大25%のパフォーマンス向上を実現します。
ちなみにRadeon VIIは「ラデオンセブン」と呼称するようです。
Radeon VIIの仕様について
内容 | AMD Radeon VII |
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発売予定日 | 2019年2月7日 |
予定価格 | $699 |
プロセス | 7nm |
ダイサイズ | 331mm2 |
演算ユニット数 | 60基 |
ストリーミング・プロセッサー | 3840コア |
基本クロック | 1.45GHz |
最大クロック | 1.80GHz |
メモリ | 16GB HBM2 |
メモリバス幅 | 4,096bit |
メモリ帯域幅 | 1TB / sec |
演算性能 | 13.8TFLOPs |
TDP | 300W |
Radeon VIIの性能について
コンテンツ制作比較
条件は不明ですが、Radeon RX Vega 64との対比です。
グラフィックスAPI比較
Direct X 12とVulkanにおける、Radeon RX Vega 64との対比です。
中央のFortniteの下部には「Esports」と記載されています。
フレームレート比較
各タイトルで4K設定を動作させた際における、GeForce RTX 2080との対比です。
まとめ
- Radeon VIIは、世界初の7nmプロセスを採用したGPUである
- Radeon VIIは、Radeon RX Vega 64に比べて最大25%の性能向上を実現する
- Radeon VIIには、独自技術のAMD FreeSync2 HDRを搭載している
- Radeon VIIの性能はほぼGeForce RTX 2080と同等で、GeForce RTX 2080 Tiに届かない
- Radeon VIIのTDPは、性能に比べて著しく高い