価格.comのハードディスクケース人気売れ筋ランキングにおいて、2位に位置しているGW3.5AM-SU3G2P。
今回の記事ではこの「GW3.5AM-SU3G2P」にWD80EAZZを組み込み、ベンチマーク結果を比較してみます。
Western DigitalのWD80EAZZとは?
3.5インチハードディスク人気売れ筋ランキングの1位にランクインしている「8TB HDD」のことです。
長らく1位を維持していたST8000DM004と同価格ながら、従来の記録方式であるCMRを採用しています。
補足として「WD80EAZZのベンチマークとレビュー」は、別記事で詳しく解説しています。
-
【WD80EAZZ】8TB HDDのベンチマークとレビュー【CMR】
価格.comの人気売れ筋ランキングにおいて1位となっている、Western Digitalの8TB HDDであるWD80EAZZ。
今回の記事では「WD80EAZZ-00BKLB0」の性能をいくつかのベンチマークで測定し、レビューしてみます。続きを見る
GW3.5AM-SU3G2Pに採用されているチップ
GW3.5AM-SU3G2Pの基板部分です。
採用されているチップは「JMS580 2052 QGAA0 AE76VX0010」のように見えます。
GW3.5AM-SU3G2Pでの接続状態
CrystalDiskInfoで情報を表示すると、インターフェースが「UASP(Serial ATA)」との表示でした。
内部のSATA接続だと「Serial ATA」になりますから、これはUSBでの接続を表しています。
GW3.5AM-SU3G2Pのベンチマーク比較
WD80EAZZの計測に使用したのは、マザーボード内部の「SATA 6G」です。
WD80EAZZ込みのGW3.5AM-SU3G2Pには、マザーボードの「USB 3.1 Gen 2」を利用しています。
ベンチマーク計測PC | 内容 |
---|---|
OS | Windows 10 Pro 64bit |
マザボード | ASUS「TUF Z390-PLUS GAMING」 |
CPU | Intel「Core i9-9900K」 |
メモリ | Corsair「CMK16GX4M2A2666C16」 |
グラフィックカード | GIGABYTE「GV-N2070WF3-8GCC1」 |
ストレージ | Intel「SSDPEKKW256G8」 |
電源 | Cooler Master「RS750-AMAAG1-JP」 |
CrystalDiskMark 8.0.4 x64
まずCrystalDiskMarkの結果を見てみると、前後半共にほぼ速度に相違がありません。
これほど僅かな速度差であれば、体感でインターフェースを見分けることは不可能なはずです。
前編:16MiB / 64MiB / 256MiB
後編:1GiB / 4GiB / 16GiB
HD Tune Pro 5.75
続いてHD Tune Proの結果を見てみると、こちらもBurst rate以外は誤差の範囲内です。
しかも読み込み速度においては、最小・最大・平均の速度が全く同じという珍事が起きています。
読み込み速度
書き込み速度
ATTO Disk Benchmark 4.01.0f1
最後にATTO Disk Benchmarkの結果を見てみると、I/O Size 8KB以下ではSATAが優秀な結果に。
しかしそれ以降では双方の違いはほぼ見られず、読み書き共に最大200MB/s程度を記録しています。
GW3.5AM-SU3G2Pのベンチマークまとめ
ベンチマークを計測した結果から言えることは、GW3.5AM-SU3G2Pでの性能低下は軽微ということです。
ほぼ全ての数値において速度が近似しており、SATA接続とUSB接続の有意差は大きく縮まっています。
つまり現在においてはケースを開けてHDDを接続せずとも、手軽なUSBで十分だと結論付けられます。
外観と組み込み方法レビュー
ちなみに「GW3.5AM-SU3G2Pの外観と組み込み方法」は、別記事で詳しく解説しています。
-
-
【レビュー】GW3.5AM-SU3G2Pの外観と組み込み方法【HDDケース】
USB3.2 Gen.2接続の3.5インチSATA HDD用外付けケースであり、最大16TBまで対応するGW3.5AM-SU3G2P。
今回の記事ではこの「GW3.5AM-SU3G2P」の外観と、HDDの「WD80EAZZ」を組み込み状態を解説します。続きを見る
続きはこちら ⇒ 最新のレビュー記事を見る