USB 3.2 Gen 1ポートを4つに拡張することが可能な、LED付き電源スイッチを搭載したUSBハブのHB-UM43。
今回の記事ではドライバのインストール不要で簡単に使える「HB-UM43」を、写真込みでレビューします。
HB-UM43の紹介動画
HB-UM43の特長
HB-UM43の特長まとめ
- 1つのUSB Type-Aポートを、4つにまで拡張できる
- 個々で操作可能なオン/オフスイッチを搭載している
- LEDインジケータを備え、各スイッチの状態が把握できる
- 最大5Gbps(USB3.2 Gen1)に対応し、下位互換性も備える
- ドライバのインストール不要で、ホットスワップに対応している
公式サイト:SABRENT
HB-UM43の写真レビュー
HB-UM43のパッケージは、冒頭の紹介動画と同じ縦長の形状です。
背面には各言語で製品の仕様が記載されていますが、日本語には非対応です。
下部では製品の型番である「HB-UM43」と、JANコード「819921011145」が確認できます。
商品内容はUSBハブ本体と、サポートカードの「合計2点」です。
USBハブの上部には個別スイッチを備え、任意のポートに接続したデバイスの電源を管理できます。
またUSB 3.2 Gen 1に対応しており、USB2.0に比べて高速な転送速度が期待できます。
ケーブル長はコネクタ先端から長方形の接続分までが約60cmで、USB Type-Aを採用しています。
また個別スイッチにはLEDを採用しており、電源のオン/オフが視覚的に判別できるようになっています。
ただ光源が仕切られていないようで「左2つがオン、右2つのオフ」ですが、光が漏れている状況です。
HB-UM43の重量は実測で「約54g」でした。
HB-UM43の転送速度
Western DigitalのSSD「WD Elements SE SSD」を接続した際の転送速度です。
左のUSBポート直接接続に比べ、USBハブ経由では大きく性能が落ち込んでいることがわかります。
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HB-UM43の詳細レビュー
接続可能なUSBポートの数が少ないノートパソコンや、ミニパソコンで役立つ4ポートのUSBハブです。
採用されているコネクタがUSB Type-Aのため、使用するパソコンを選ばない点がメリットだと言えます。
また私がこの製品を選択した一番大きな理由は、電源管理可能な「個別スイッチ」を備えていることです。
日々各ゲームの操作方法を確認していると、ゲームによって認識するコントローラーが異なります。
そんな時に個別スイッチがあれば、任意のコントローラーのみ認識させることができて便利です。
「USBポートを4つ拡張する」と「電源を個別で管理できる」という2点については何の不満もありません。
ただレビューを確認したところ、この製品にHDDやSSDを接続している方が低評価を付けているようです。
そもそも電源供給がないUSBハブにストレージを接続すること自体、安定駆動という面で避けるべきです。
それを除いても全体的に見て作りが甘く、LEDの光が漏れるためにオン/オフの区別も付きにくいです。
さらに「USB 3.2 Gen 1対応」を謳っているにも関わらず、実際の転送速度がその水準に達していません。
故に私のようにコントローラーやフットスイッチなど、操作系のデバイスにだけ使用すべきでしょう。
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