【最新版】セキュリティソフトの強度まとめ【防御力】

2018年9月25日

年に何度か主要セキュリティソフトのテストを行なっている、著名なサイトのAV-Comparatives。
今回の記事では直近のセキュリティソフト試験結果を参考に、選択すべきソフトを紹介します。

セキュリティ試験結果

AV-Comparatives

遮断:悪意のあるサンプルをブロックできた比率
通過:悪意のあるサンプルを通過させた比率
判別:悪意のあるサンプルであるにも関わらず、ユーザーに判断を求めた比率
誤検出:悪意のないサンプルを「悪意がある」と認識した個数

また右下のフォームに「任意の文字列」を入力すると、一致する内容を抽出できます。

ソフト名Ver.遮断通過判別誤検出
Avast Free Antivirus18.599.5%0.5%0%3
AVG Free Antivirus18.599.5%0.5%0%3
Avira Antivirus Pro15.0100.0%0%0%1
Bitdefender Internet Security23.0100.0%0%0%0
BullGuard Internet Security18.1100.0%0%0%9
Emsisoft Anti-Malware2018.799.0%1.0%0%0
ESET Internet Security11.298.4%1.6%0%1
F-Secure SAFE17.215100.0%0%0%2
K7 Total Security15.199.0%1.0%0%1
Kaspersky Internet Security19.0100.0%0%0%0
McAfee Internet Security21.2100.0%0%0%3
Microsoft Windows Defender4.1899.5%0%0.5%21
Panda Free Antivirus18.5100.0%0%0%3
Quick Heal Total Security17.096.3%1.6%2.1%1
Symantec Norton Security22.15100.0%0%0%4
Tencent PC Manager12.397.9%2.1%0%0
Trend Micro Internet Security12.0100.0%0%0%8
VIPRE Advanced Security10.399.5%0.5%0%0

安心できるソフト

Bitdefender Internet Security

昔から高いアンチウイルス性能で定評のある「Bitdefender」の総合セキュリティ版です。
総合版に変わってからもその性能は変わりなく、誤検出0個でブロック率100.0%を達成しています。

惜しむべきはパッケージ版の国内流通が見当たらない点で、購入方法がウェブサイトに限られる点。
ウイルス対策であればBitdefenderを謳った製品がありますが、総合性能の裏付けがとれていません。

Kaspersky Internet Security

こちらもBitdefenderと並び、昔から高い性能で知名度が高い緑のパッケージのソフトです。
一時期は「動作が重い」という欠点もありましたが、現在はほぼ改善されているようです。

売れ筋のソフト

ノートン セキュリティ

少し前からパッケージデザインに「ドラえもん」を採用した、黄色いパッケージのソフトです。
前述のソフトに比べ誤検出は増えていますが、ブロック率100.0%である点は素直に評価できます。

ちなみに自身が気になる点は、バージョンがいくつかあるため初心者が購入時に迷いやすいこと。
とりあえず迷ったら最も機能の多い、この「ノートン セキュリティ プレミアム」をオススメします。

ノートン セキュリティのバージョン比較

ウイルスバスター

充実したサポートによる使いやすさで、パソコンが不慣れな方に向く赤いパッケージのソフトです。
テスト結果ではノートン セキュリティに比べさらに誤検出が多いですが、ブロック率は優秀です。

良く「ノートンとウイルスバスターどちらがいいの?」という質問を受けますが、
個人的にはトラブルの起こりにくいウイルスバスターを、僅差で推したいところです。

(ノートンはプログラム制御の操作ミスで、通信を遮断する可能性があるため)

ESET Internet Security

インストールしても、動作にあまり影響を及ぼさないことで評価されているセキュリティソフトです。
優れたコストパフォーマンスを誇り、フリーソフトに抵抗があるユーザーに適していると言えます。

しかし誤検出が少ないもののブロック率は「98.4%」となっており、総合力で他社製品に劣ります。



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