【TLC】Intel 760pシリーズと660pシリーズの違い【QLC】

2018年9月26日

業界で初めて64層QLC 3D NANDを採用した、大容量ながら低価格のIntel 660pシリーズ。
今回の記事ではこの新シリーズと、今年初めに発売されたIntel 760pシリーズを比較します。

Intel 760pの仕様

Intel 760pシリーズ 公式ページ

Intel 760p 128 GB 256 GB 512 GB 1 TB 2 TB
発売日 2018 Q1
NAND 3D2 TLC
最大読み込み速度 1640 MB/s 3210 MB/s 3230 MB/s
最大書き込み速度 650 MB/s 1315 MB/s 1625 MB/s
最大ランダム読み出し 105000 IOPS 205000 IOPS 340000 IOPS
最大ランダム書き込み 160000 IOPS 265000 IOPS 275000 IOPS
書き込み上限数 72 TBW 144 TBW 288 TBW 576 TBW
平均故障間隔 (MTBF) 160万時間
保証期間 5年

Intel 760pの実性能

実際に購入してベンチマークを行った記事がこちらです。

【レビュー】SSDPEKKW256G8XTの速度を検証してみた【760p】

某価格比較サイトのSSDカテゴリにおいて、安定して売れ筋ランキングに入っているSSDPEKKW256G8XT。
今回の記事ではこの「SSDPEKKW256G8XT」の外観や仕様、OSで使用した場合の速度などを解説します。

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Intel 660pの仕様

Intel 660pシリーズ 公式ページ

Intel 660p 512 GB 1 TB 2 TB
発売日 2018 Q3
NAND 3D2 QLC
最大読み込み速度 1500 MB/s 1800 MB/s
最大書き込み速度 1000 MB/s 1800 MB/s
最大ランダム読み出し 90000 IOPS 150000 IOPS 220000 IOPS
最大ランダム書き込み 220000 IOPS
書き込み上限数 100 TBW 200 TBW
平均故障間隔 (MTBF) 160万時間
保証期間 5年

価格の違い

条件を揃えるため、同じ容量が確認できる「Amazon.co.jp」で価格比較を行ないました。
記事公開時点の価格差は「約5,000円」になっており、後発のIntel 660pシリーズのほうが安いです。

項目 Intel 760p Intel 660p
ディスク容量 512GB
発売日 2018 Q1 2018 Q3
NAND 3D2 TLC 3D2 QLC
最大読み込み速度 3230 MB/s 1500 MB/s
最大書き込み速度 1625 MB/s 1000 MB/s
最大ランダム読み出し 340000 IOPS 90000 IOPS
最大ランダム書き込み 275000 IOPS 220000 IOPS
書き込み上限数 288 TBW 100 TBW
平均故障間隔 (MTBF) 160万時間
保証期間 5年

SSDPEKKW512G8XT

SSDPEKNW512G8XT

まとめ

双方の大きな違いは「採用しているNAND」にあり、転送速度や耐久性に大きく影響しています。

後発のIntel 660pはコストに優れるものの、パフォーマンスでは明らかに見劣りする水準。
そのため性能を求めるのであれば、Intel 760pという選択肢は決して間違いではありません。

Intel 760pのレビュー詳細 ⇒ エルミタージュ秋葉原編集部

  • Intel 760pは「64層TLC 3D NAND」を採用している
  • Intel 660pは「64層QLC 3D NAND」を採用している(業界初)
  • Intel 760pはハイエンドモデルと遜色のない速度と書き込み耐性を備えている
  • Intel 660pはコストも低いが、書き込み耐性がIntel 760pの倍以上と著しく低い
  • どちらもM.2 22 x 80mmに対応しているため、熱対策が望まれる

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