持ち運びに便利な超軽量でコンパクトな筐体を採用した、BUFFALOの無線ルータであるWMR-433W2。
今回の記事ではこの「WMR-433W2」の商品内容と使い方、および実際の使用感をレビューします。
WMR-433W2とは?
外出先でも快適高速通信という11acに対応した「超小型の無線ルータ」のことです。
一般的な単三アルカリ乾電池1本分よりも軽いため持ち運びしやすく、5色のカラーから選べます。
引用元:BUFFALO
WMR-433W2の特長
WMR-433W2の特長を簡単に挙げると、外出先の有線LANを無線LANに変える便利なデバイスだと言えます。
例えばホテルに設置されたLANポートと本体を接続すれば、すぐに暗号化対応の無線LANが利用できます。
WMR-433W2の特長
- 最大433Mbpsでの高速通信が可能な、IEEE802.11acに対応している
- 無駄を徹底的に省き、超小型で軽量なコンパクトボディを採用している
- 本体カラーを、5色のカラーバリエーションから選択できる
- カバンの中でもバラバラにならない、便利なポーチが付属している
- スマホだけで初期設定可能なQRコードと、WPSに対応している
- インターネットを利用せず、ローカルネットワークを構築できる
- マニュアルが英語、中国語(簡体)、韓国語、ポルトガル語(ブラジル)に対応している
WMR-433W2の商品内容
WMR-433W2のパッケージは縦長で、プラスチックのケースに入っています。
プラスチックのケースを取り除いた、パッケージの裏面です。
上部にはWMR-433W2の機能が、イラストとともに紹介されています。
WMR-433W2の商品内容です。
Android端末向けのお知らせやセットアップカード、ユーザー登録カードのほか、
多言語対応の設置・初期設定ガイドや仕様・詳細情報に加え、
LANケーブルや給電用のmicroUSBケーブル、保証書などが付属しています。
WMR-433W2の本体です。
本体カラーには紛失しにくくあまり目立たない、ターコイズブルーを選択してみました。
本体正面には、最大100Mbps対応で8極の「RJ-45型コネクタ(LAN端子)」を搭載しています。
右側面には設定用の「WPSボタン」と、給電用の「microUSB端子」を搭載しています。
背面には「動作確認ランプ」と、無線LAN規格の「切り替えスイッチ」を搭載しています。
4方向のうち、唯一左側面だけ何もありません。
背面には設定画面にログインするための「ユーザー名」や「パスワード」のほか、接続先のSSID・MACアドレス・シリアルナンバーなどがあります。
万が一セットアップカードが無くなってしまっても、この情報を見れば問題なく接続できます。
付属品のLANケーブルやmicroUSBケーブルを接続した、WMR-433W2を使用する際のイメージです。
本体の重量は、実測で「約20g」です。
公称は約19gとなっており、ほぼ正しいと言えます。
付属しているポーチと、本体のサイズ感です。
接続用のケーブルも一緒に入れられるよう、少し余裕があります。
WMR-433W2の使い方
WMR-433W2の使い方は、まずパソコンやスマホでWi-FiをオンにしたのちにSSIDを選択します。
SSIDとはWi-Fiの接続先のことであり、WMR-433W2の場合「Buffalo-A-XXXX」のように表示されます。
その後表示されたSSIDを選択したら、パスワードとなる「Key / PIN」を入力すれば完了です。
もしSSIDが表示されていない場合は、受信するパソコンやスマホが古い規格の可能性が考えられます。
その場合は背面のスイッチで2.4GHzに切り替え、しばらく待てばきっと表示されることでしょう。
WMR-433W2 | 優先度 | 規格 | 速度 | 障害物 |
---|---|---|---|---|
Buffalo-A-XXXX | オススメ | 5GHz | 最大433Mbps | 弱い |
Buffalo-G-XXXX | 上がダメな時 | 2.4GHz | 最大150Mbps | 強い |
レビューまとめ
目的である「有線LANを無線LANに変える」という機能を、難なくこなしてくれる無線ルータです。
使用方法は本体にLANケーブルとmicroUSBケーブルを接続するだけですから、まず迷うことはないでしょう。
対応する無線規格はWi-Fi 5にまで対応しており、本体背面のスイッチで切り替えができます。
実際に接続してみたところv6プラスの下流でも問題なく動作し、実測80Mbpsまでは確認できました。
そのため余程のこだわりがなければ、簡単に使える便利なデバイスとして十分選択肢となり得ます。
ただし軽量かつ小型で安価という利点の反面、見逃してはいけない欠点があります。
その筆頭は「PPPoE接続に対応していない」ことであり、上流にインターネット接続が必要です。
また5GHzと2.4GHzはどちらかでしか接続できず、11n/gでの初期設定は72.2Mbpsとなっているうえ、ルータの接続IPは「192.168.13.1」で固定されており変更できません。
そのため柔軟な設定を希望する方は、あまりに変更できる設定が少ないことに衝撃を受けるでしょう。
ちなみに給電用のmicroUSBケーブルは、できるだけ付属しているものを使うべきです。
自身は余っていたmicroUSBケーブルを利用しましたが、接続部分がぐらついて使用中に何度も電源が落ちるという災難に見舞われてしまいました。
- サイズが小さいため邪魔にならず、持ち運びもしやすい
- 簡単に接続でき、試用した限りは安定性にも問題はみられなかった
- LANケーブルやUSBケーブルが付属しており、すぐに使える
- PPPoE接続に対応しておらず、接続先IPの変更もできない
- 接続端子がmicroUSBのため、耐久性に不安がある
- 5GHzと2.4GHzの同時利用ができない
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