Wi-Fi 6に対応するルーターとして、長らく売れ筋ランキングに入り続けていたBUFFALOのWSR-5400AX6。
今回の記事では、この「WSR-5400AX6」の後継として発売された「WSR-5400AX6S」との違いを解説します。
WSR-5400AX6とは?
2020年7月上旬にBUFFALOから発売された、Wi-Fi 6対応ルーターの「プレミアムモデル」のことです。
大容量・多台数通信に強く、ワイドバンド 5GHz 160MHz対応により最大通信速度は4803Mbpsに達します。
Wi-Fi 6とは?
現在主流のWi-Fi 5(11ac)に代わり今後の主流となる、従来比で約2.7倍も高速な通信を実現する規格です。
1通信で複数の端末に電波を届ける技術である「OFGMA」によって、家族みんなで利用しても快適です。
Wi-Fi 6のメリット
Wi-Fi 6を導入することによる利点、言い換えるなら「メリット」をまとめてみました。
ただしWi-Fi 6で通信するには、Wi-Fi 6対応ルーターとWi-Fi 6対応機器の両方が必要となります。
この関係性は「USB3.0/USB2.0」と、似たようなものだと考えて下さい。
無線ルーター(親機)および無線子機のどちらかがWi-Fi 6非対応の場合、Wi-Fi 6での通信は行なえません。
Wi-Fi 6のメリット
- 多くの機器を同時に接続しても、高速かつ安定した通信が可能となる
- 管理技術の向上により、スマホのバッテリー消費を抑え省エネとなる
- 160Hzのワイドバンド化により、パソコンでの通信速度が大幅に向上する
- つまり高画質な動画視聴やオンラインゲームが、今以上に快適に変わる!
WSR-5400AX6Sとは?
2021年6月下旬発売にBUFFALOから発売された、WSR-5400AX6シリーズの「後継モデル」のことです。
型番の違いはAX6の末尾にSが付くがどうかで、新型の「WSR-5400AX6S」は旧型と同じく2色展開です。
旧製品との違い
WSR-5400AX6とWSR-5400AX6Sの間には1年の期間がありますが、その違いはごく僅かです。
Wi-Fi EasyMesh対応
まず1つ目は、メッシュネットワークの標準規格「Wi-Fi EasyMesh」に対応している点です。
この技術により親機と中継機が通信しあい、メッシュネットワークの自動最適化が行えます。
とはいえBUFFALOの場合、2019年以降のWi-Fi 6ルーターはWi-Fi EasyMeshに対応予定だと発表済み。
そのため今回の「WSR-5400AX6S」は、Wi-Fi EasyMesh対応が明記されたという点で異なると言えます。
ネット脅威ブロッカー対応
つぎに2つ目は、セキュリティサービスの「ネット脅威ブロッカー ベーシック」に対応している点です。
サイバー攻撃から家族のネットワークを守るこのサービスは、スマート家電にも効果があります。
テレビやエアコンなどの生活家電やゲーム機など、セキュリティソフトが導入できない機器でも安心です。
引用元:ネット脅威ブロッカー
クロスパス対応
最後の3つ目は、楽天ひかりのクロスパスに「初期バージョンから」対応している点です。
旧型のWSR-5400AX6は「2021年夏頃 対応予定」となっており、現時点では対応しておりません。
引用元:IPv6(IPoE/IPv4 over IPv6)対応確認済みリスト
Wi-Fi EasyMeshとは?
広いエリアを複数のWi-Fi機器で簡単にカバーする、網目(メッシュ)のような「Wi-Fiの仕組み」です。
誰でも簡単に安定したWi-Fiエリアを拡張できる標準規格として、今後様々な機器が対応していきます。
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