SeagateのBarraCuda 120シリーズに属した、PlayStation 4動作確認済みである500GB SSDのZA500CM1A003。
今回の記事ではこの「ZA500CM1A003」を、SATA 6Gb/s接続による各種ベンチマークを含めレビューします。
BarraCuda 120紹介動画
ZA500CM1A003の特長
ZA500CM1A003の特長
- 3D TLC NANDテクノロジーを搭載している
- パソコンはもちろん、PlayStation 4にも接続できる
- 最大読み込み速度560MB/s、最大書き込み速度540MB/sを実現している
- 無料のSeaTools SSDを導入すれば、より詳細なデータを確認できる
- 安心の5年間保証が付属している
ZA500CM1A003の商品内容
パッケージには、SeagateのHDD「BarraCudaシリーズ」と同じデザインを採用しています。
パッケージ裏面では様々な言語による仕様の表記がありますが、日本語は対応していません。
商品内容はSSD本体と、取扱説明書の2点のみです。
ちなみに取扱説明書のほうには、パッケージにはなかった日本語での表記があります。
SSD本体には、大きくBarraCudaのロゴが印刷されています。
SSD裏面には、製品名やシリアルナンバーなどの記載があります。
ZA500CM1A003の重量は、実測で「約43g」でした。
ZA500CM1A003の仕様
情報の取得に利用したのは「CrystalDiskInfo 8.6.2 x64」です。
ZA500CM1A003の性能
計測に使用したのは、マザーボードの「SATA 6Gb/sポート」直結です。
ベンチマーク計測PC | 内容 |
---|---|
OS | Windows 10 Pro 64bit |
マザボード | ASUS「TUF Z390-PLUS GAMING」 |
CPU | Intel「Core i9-9900K」 |
メモリ | Corsair「CMK16GX4M2A2666C16」 |
グラフィックカード | GIGABYTE「GV-N2070WF3-8GCC1」 |
ストレージ | Intel「SSDPEKKW256G8」 |
電源 | Cooler Master「RS750-AMAAG1-JP」 |
CrystalDiskMark 7.0.0 x64
AS SSD Benchmark 2.0.7316.34247
ATTO Disk Benchmark 4.01.0f1
HD Tune 2.55
ZA500CM1A003のレビュー
3D TLC NANDテクノロジーにより、安価ながら最大読み込み速度560MB/sを実現した500GB SSDです。
CrystalDiskMarkによる実測値を見ても、ほぼ公証通りの読み書き速度が確認できています。
またSSD本体には「金属製筐体」を採用しており、プラスチック製の筐体に比べ放熱性が期待できる印象。
全体的な質感やネジ部分などの工作精度も問題なく、ThinkCentre M75q-1 Tinyへの導入も容易でした。
やはり安価かつ知名度の低いメーカーのSSDは、信頼性の面でどうしても不安を覚えてしまいます。
しかしSeagateであれば採用しているユーザーも多いことから情報も得やすく、一定の品質も期待できます。
ちなみに強いて欠点を挙げるとすれば、データ移行ソフトが付属していないこと。
自身は必要としませんが、HDDからの移行を目的としているユーザーにとって助かることもあるでしょう。
レビューまとめ
- 公証通りの速度が期待できる
- 金属筐体を採用し、全体的な質感に問題は見られない
- 長期5年間保証が付属している
- データ移行ソフトが見当たらない?