【Zen 2】第3世代Ryzenの性能まとめ【Ryzen 3000シリーズ】

ついに2019年7月7日に発売される見込みとなった、Zen 2と称される第3世代RyzenのRyzen 3000シリーズ。
今回の記事ではこの「Ryzen 3000シリーズ」について、公開されているAMDの情報を元にまとめてみます。

3rd Gen AMD Ryzen アーキテクチャ紹介動画

記事公開時点で予定されているRyzen 3000シリーズは「全8モデル」です。

C / T：コアおよびスレッド
Clock：基本クロックと最大ブーストクロック
Cache：公式資料で「GAMECACHE」とされる、L2キャッシュとL3キャッシュの合計
PCIE：対応するPCI Expressのバージョン
TDP：デフォルトTDP
Cooler：付属しているCPUクーラー

型番	C / T	Clock	Cache	PCIE	TDP	Cooler
Ryzen 9 3950X	16 / 32	3.5 ～ 4.7GHz	72MB	Gen 4	105W	Prism RGB
Ryzen 9 3900X	12 / 24	3.8 ～ 4.6GHz	70MB	Gen 4	105W	Prism RGB
Ryzen 7 3800X	8 / 16	3.9 ～ 4.5GHz	36MB	Gen 4	105W	Prism RGB
Ryzen 7 3700X	8 / 16	3.6 ～ 4.4GHz	36MB	Gen 4	105W	Prism RGB
Ryzen 5 3600X	6 / 12	3.8 ～ 4.4GHz	35MB	Gen 4	95W	Spire
Ryzen 5 3600	6 / 12	3.6 ～ 4.2GHz	35MB	Gen 4	95W	Stealth
Ryzen 5 3400G	4 / 8	3.7 ～ 4.2GHz	6MB	Gen 3	95W	Spire
Ryzen 3 3200G	4 / 4	3.6 ～ 4.0GHz	6MB	Gen 3	95W	Stealth

こちらがZenシリーズのロードマップで、第3世代Ryzenは「7nmプロセス」を採用しています。

第3世代Ryzenと第2世代Ryzenのゲーミング性能を比べると、順調な性能向上が見られます。
サンプルとして挙げられたゲームタイトルでは、最小11% ～最大34%もfpsが上昇します。

IntelのハイエンドCPUである「Core i9-9900K」と「Ryzen 9 3900X」の配信性能比較です。

どちらもDivision 2（1440p）において平均90fps以上を維持していますが、視聴側で大きな差が。
OBS 1080p 10Mbps CBR Slowにおいて、Core i9-9900Kでは上手くアップロードできていません。

Ryzen 9 3900Xは「Core i9-9920X」と比べて、より低いTDPで高い性能を発揮しています。
とくに弱点だったシングルスレッドの伸びが良く、その差は+14%に達しています。

Ryzen 9 3900Xと「Core i9-9900K」との比較では、8タイトル中4タイトルで優秀です。

Ryzen 7 3800Xと「Core i7-9700K」との比較では、8タイトル中3タイトルで優秀です。

Ryzen 5 3600Xと「Core i5-9600K」との比較でも、8タイトル中3タイトルで優秀です。

記事内の資料から得られる「第3世代Ryzenの要点」です。
最後のクリエイティブ性能についてはソースが張れなかったため、下記記事を参考にして下さい。

第3世代Ryzenのまとめ

「Ryzen 9 3900Xのベンチマークと性能比較」は、別記事で詳しく解説しています。

: 【Ryzen 9 3900X】ベンチマークと性能比較【Core i9-9900Kとの違い】

2019年7月7日に発売された、Ryzen Desktop 3000シリーズで12コア24スレッド駆動のRyzen 9 3900X。
今回の記事ではこの「Ryzen 9 3900X」と、Ryzen 7 3700XやCore i9-9900Kとの性能を比較レビューします。

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