【SKB-L1BK】日本語配列のPS/2キーボード レビュー

2018年7月24日

汎用性に優れたUSBの登場により、採用マザーボードが消えつつあるインターフェースのひとつPS/2。
今回の記事ではUSBとPS/2の違いや、標準日本語配列のキーボード「SKB-L1BK」をレビューします。

SKB-L1BKの特長

SKB-L1BK 公式ページ

PS/2対応
BIOSやUEFIの設定に左右されず、トラブルの少ないインターフェースです。
日本語配列
スタンダードな標準日本語配列のため、入力に戸惑うことがありません。
排水機能搭載
液体がこぼれた時のために、キーボード裏面から排水できる設計です。

USBとPS/2の違い

USBの利点と欠点

USBの大きな利点は、PCが通電したままで脱着できる「ホットプラグ」に対応していることです。

  • 汎用性に優れている
  • 転送速度が高速で快適に使用できる
  • コネクタが破損しにくい
  • ドライバとの相性が出やすい
  • キーの同時押し認識数に劣る
  • コネクタの表裏がわかりにくい

PS/2の利点と欠点

PS/2の大きな利点は、マザーボードで「PS/2 Simulator」を有効化しなくとも認識する点です。

  • ドライバの相性が出にくい
  • キーの同時押し認識数に優れる
  • コネクタの表裏がわかりやすい
  • USBに比べ使用用途が限られている
  • ホットプラグに対応していない
  • コネクタが破損しやすい

商品説明

パッケージには、鮮やかなグリーンのカラーを採用しています。

このキーボードは標準日本語配列に対応しており、Windows 10でも使用可能です。

コンパクトなサイズを実現しながら、ショートカット機能も備えています。

パッケージの裏面です。

商品の特長や、万が一の時に安心な「排水機能」について記載されています。

商品内容は取扱説明書と、キーボード本体の2点のみです。

キーボードの全景です。

キーの入力方式は、しっかりとした深い押し心地のメンブレン方式です。

標準的なキーの高さです。

スペースバーが少し広めな設計です。

キートップの印字は、安価な製品にありがちなシールのようです。

コンパクトなサイズでありながら、フルキーボード仕様です。

本体右上部には、インターネット・メール・ミュートのショートカットキーを搭載しています。

本体の裏面です。

本体の前面裏側には、ゴム製の滑り止めを備えています。

本体の後面裏側には、立ち上げ式の足を備えています。

足を立ち上げると、僅かにキーボードの高さを上げられます。

本体裏面各所に存在する小さい穴は、前述の排水を行なうためのものです。
ただしあくまで非常用の機能となっており、防水や防滴仕様ではありません。

パソコンと接続するためのPS/2インターフェースです。

SKB-L1BKの重量は、ケーブル抜きで「約478g」でした。

まとめ

自作パソコンやBTOパソコンを所持しているなら、ひとつは用意しておきたいキーボードです。
USBと違いPS/2で接続することにより、Windowsが起動するまでのトラブル時にきっと役立ちます。

またコンパクト設計やショートカット機能、排水機能など安価でありながら基本機能が充実。
しかしメンブレン方式を採用しているため、お世辞にも文字入力がしやすいとは評価できません。

とはいえこの商品の真髄は、あくまで日本語配列かつPS/2に対応していること。
基本的にPCのメンテナンスに限って使用し、普段使うキーボードには別商品を用意すべきでしょう。

  • インターフェイスに、ほぼ必ず認識するPS/2を採用
  • 便利な3つのショートカットキーを搭載している
  • 液体がこぼれた時に役立つ、排水機能搭載
  • 値段なりの質感で、キースイッチもメンブレン方式
  • 鉄板が入っていないため、タイプスタイルによっては動く
  • マザーボードがPS/2に対応しているか、事前に確認する必要がある
サンワサプライ SKB-L1BK
総合評価 4.0

★★★★★

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