2018年9月6日~2018年9月11日まで一般公開されている、Battlefield Vのオープンベータテスト。
今回の記事ではこのテストに参加したことで感じた、評価できる点と改善すべき点を解説します。
※追記版もあります。
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【BFV】バトルフィールドV 製品版レビュー【感想】
ついに2018年11月20日を迎え、3つの機種で発売された人気シリーズ最新作のバトルフィールドV。
今回の記事では一足先にレベル上限に達した私が、過去公開した内容を参考に再評価を行ないます。続きを見る
はじめに
自身はこれまでのシリーズを通して、基本的に看護兵・衛生兵を使った支援系のプレイスタイルです。
そのため今回のオープンベータテストでも、他の兵科や兵器を使用しておりません。
またコンクエストモード専門であることもあって、エアボーンやブレークスルーも未プレイ。
出現する兵器も「軽く操作したぐらい」ということを念頭において、下記の内容を閲覧して下さい。
ちなみにBattlefieldシリーズは、2004年からプレイ済み。 過去のやりこみ歴
そして今回のオープンベータテストでも、ランク上限には到達しています。
評価できる点
- ゲームが安定している
- 拠点制圧に意味が生まれた
- チケットが減少式になった
- 巨大兵器がない
- マップの広さが適正である
- 弾抜けがない
- ピンが立てられる
- 全兵科が蘇生できる
自身の環境下では、原因不明のフリーズが今のところ1度くらいしか発生していません。
Battlefield 4では何ラウンドかに1度はフリーズしていたため、それに比べると快適です。
前作のBattlefield 1では、拠点の制圧よりもキルによるチケット減少のほうが有効でした。
今作では過半数さえ維持していれば、多少敵チームのキル速度が速くともまず有利な状況です。
前作のBattlefield 1ではこれまでのシリーズとは違い、チケットが増加式でした。
しかし今作では減少式に戻り、チケットの把握が行ないやすくなりました。
前作のBattlefield 1では、ある条件で不利なチームに巨大兵器が出現していました。
今作では無駄にラウンドを間延びさせるこのシステムがなくなり、ゲームの邪魔をされません。
人によって判断が分かれるところですが、拠点間の移動が徒歩でも問題のないサイズです。
シリーズによっては拠点間の移動に車両がない場合、途方もない距離を歩かされたのです。
Battlefield 4で問題になった、発射した弾丸があらぬ空間に消える「弾抜け」バグ。
今作では今のところ弾抜けは感じられず、きちんと敵プレイヤーにダメージを与えられます。
別ゲーでいう「レインボーシックス シージ」のような「ピン」を任意の場所に表示できます。
このピンは仲間の視点とミニマップにも共有され、敵プレイヤーの位置把握に大変役立ちます。
これまでのシリーズでは、ショックパドルや注射器を持った兵科しか蘇生できませんでした。
しかし今作では衛生兵に比べ時間がかかるものの、全兵科で味方プレイヤーの蘇生が行えます。
判断が分かれる点
- 1ラウンドが比較的長い
- 衛生兵が持つ回復ポーチが無制限である
- 拠点の制圧エリアが表示されている
- ロケットを回避する手段が少ない
- プレイヤーの個性が表れにくい
- 衛生兵がクレイモアを持てる
- 偵察兵がお荷物
- 援護兵が無意味
- 兵器が棺桶
- 兵器の乗降にアクションがある
- スポットがしにくい
- 弾薬が少ない
- 明暗差が大きく敵を視認しにくい
- 落ちた装備を拾っても兵科が変わらない
- チーム移動ができない
- サウンドが微妙
- 兵器が少ない
オープンベータテストのコンクエストモードおける、デフォルトチケットは800です。
つまり1ラウンドに30~40分かかるため、気軽にプレイするには向いていないと言えます。
衛生兵が持つ回復ポーチは、味方に投げることで予備ポーチの数がひとつ増加します。
またこのポーチは自己回復にも利用できるのですが、他兵科のように制限がありません。
確かBattlefield Hardlineから、ミニマップに制圧エリアが表示されるようになりました。
ライトユーザー向けの配慮だとは思いますが、制圧エリアはプレイを通じて覚えるものです。
今作では分隊行動を続けることでポイントが貯まり、分隊長がロケットを要請できます。
このロケットは強力で、着弾範囲のオブジェクトとプレイヤーを容赦なく破壊します。
オープンベータテストでは、プレイヤーごとの個性に繋がるスキンが武器にしかありません。
製品版ではプレイヤーの容姿や兵器などにもスキンがあれば、ユーザーの定着に繋がります。
ただでさえシリーズを通して万能感のある衛生兵ですが、今作ではクレイモアを所持可能。
さらに補給物資を利用すると2個置けるうえ、リスポンしても消えないため有用です。
どのゲームでも排除されがちなスナイパーですが、蘇生のあるBattlefieldであれば尚更。
驚異だと感じる偵察兵は極々稀で、役に立つことがあるとすればフレアガンくらいのものです。
今作では拠点に弾薬箱と救急箱があり、拠点に絡みさえすれば弾薬不足はほぼ解消できます。
そのため援護兵が活躍する場所はなく、偵察兵以上に選ぶべきではない兵科だと言えます。
今作の兵器は多少装甲が増えたものの移動速度が遅く、兵士の随伴が要求されます。
敵にまともな兵器対策が行えるプレイヤーがいれば、まず破壊は逃れられません。
これまでのシリーズは一部を除き、兵器の乗降にアクションがありませんでした。
しかし今作ではアクションが存在するため、搭乗中や降車中にキルされることがあります。
Battlefield 2以降導入されていたスポットが、今作ではより難しくなりました。
完全になくなったわけではありませんが、丁寧に狙って「Qキー」を押す必要があります。
今作は分隊行動を念頭においたゲーム設計のためか、出撃時の弾薬が少なめです。
弾薬はキルした相手から奪うこともできますが、牽制射撃を無闇に行なえません。
今作ではビデオ設定を最低に落としてもそこそこ高画質で、臨場感はあるほうだと言えます。
そのためオブジェクトに接近したり、影の中に入るとプレイヤーの見分けがつきにくいです。
これまでのシリーズでは、敵が落とした武器を拾うと兵科まで変更されていました。
しかし今作では武器のみ拾うようになり、アサルトライフルを持つ偵察兵も実現できます。
オープンベータテストの影響かはわかりかねますが、今作はチーム移動ができません。
一方的な試合を抑制できる一方で、フレンドと一緒にプレイしにくいという弊害を孕みます。
プレイヤー自身から一定距離以上のサウンドが聞こえにくく、迫力に乏しいです。
足音などは聞こえにくくなるでしょうが、64人いるだけの戦場感は出して欲しいです。
オープンベータテストのマップだけの可能性はありますが、地上兵器が少ないです。
Battlefield 1942ほどは望まないものの、多少増えても良いのではないでしょうか。
改善すべき点
- 分隊人数が少ない
- 分隊システムが不安定
- アンロックシステムが不安定
- 負傷者を移動できない
- 蘇生バグがある
- 拠点の制圧エリアが広すぎる
- 拠点の制圧エリア内にいる敵が把握できる
- 兵科の特性が表れにくい
- 衛生兵の回復箱の利用に「Eキー」が必要
- 補給物資が無価値
- 構築システムが未熟
- チケット減少がヤラセ臭い
- 破壊表現が乏しい
- 防衛に対する報酬が少ない
- ユーザービリティが悪い
今作のコンセプトのひとつとして挙げられているという、プレイヤー同士の分隊行動。
しかし最大枠が4人と少ないために兵器乗りは邪魔ですし、裏取り要員も確保できません。
Originと密接に連携しており、ゲーム前の分隊作成に欠かせないソーシャルサービス。
しかし現在はまともに運用されておらず、分隊がロックされたり組めないことが頻発します。
兵科の熟練度の向上や報酬ポイントの使用でアンロックされる、ガジェットや武器。
しかしゲームを起動するたびに消失したり、アップグレードできなかったりします。
何度か案内があった、負傷したプレイヤーを移動させて安全に蘇生できるというシステム。
もちろん今回も導入されることはなく、負傷者は周りを見渡せるのに這いずりすらできません。
Battlefield 4で遭遇したような「幽霊化」する蘇生バグは、なんと今作でも健在。
キルされた味方プレイヤーへの蘇生が速すぎると、再出撃できなくなってしまいます。
これもBattlefield Hardlineからだと思いますが、拠点の制圧エリアが広すぎます。
エリアの敵プレイヤー排除に手間取ることで、拠点制圧のレスポンスを損ねています。
これまでは拠点の制圧エリア内に敵がいた場合、制圧速度で人数が把握できていました。
しかし今作では拠点アイコンの直下に2色のバーが表示され、両軍の人員が反映されます。
今作では兵科が持つ特殊な能力「コンバットロール」が導入され、任意に選択できるそうです。
しかしそのコンバットロールによる変化が少なければ、やはりまともな兵科は2種類のみです。
衛生兵が設置できる回復箱は、これまで接近するだけでライフの回復が行えていました。
しかし今作では拠点にあるオブジェクトと同じく、接近して「Eキー」を押す必要があります。
分隊長が要請できる物資のうち、最も少ないポイントで要請可能な補給物資。
しかしこの補給物資は拠点にあるものと同一で、あえて要請するほど価値がありません。
各兵科が持つツールボックスを利用して、様々なオブジェクトを作成可能な構築システム。
しかし構築できる場所やオブジェクトが限定されており、やっつけ感が否めません。
コンクエストモードにおいて不自然な接戦が多く、とくに終盤のチケット操作が疑われます。
さすがに1-0、1-0、4-0、5-0が続いた日は、やり過ぎだと感じずにはいられませんでした。
毎回負傷者の引きずりとともに「導入する」と言っては、限定的な実装となる破壊表現。
もちろん今回も破壊できるオブジェクトは限られており、公式が謳うレベルに達していません。
これも毎度のことですが、拠点制圧に比べて拠点防衛への報酬が少なすぎるように思います。
スコアによるアンロックシステムがなければ良いのですが、どの兵科・兵器もスコアが必要です。
ユーザーインターフェイスと似通う部分ですが、無駄に操作を要する項目が多すぎます。
「ユーザーが意図する変更」を「より少ない操作」で行えるよう、もっと配慮すべきです。
まとめ
すでに感想は上記にまとめているため、ここで改めて書くことはありません。
しかしあえてまとめるとすれば「バトルフィールドらしいタイトル」だと言えます。
想像を超える要素が存在しないため、かえって戸惑うことのない安心感。
つまり「今人数のいるバトルフィールド」に触れたいなら、きっと購入して損はないでしょう。
逆に新鮮味を感じたい方やバトルフィールドに飽きを感じている方は、確実に購入を避けるべきです。
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【BFV】バトルフィールドV 製品版レビュー【感想】
ついに2018年11月20日を迎え、3つの機種で発売された人気シリーズ最新作のバトルフィールドV。
今回の記事では一足先にレベル上限に達した私が、過去公開した内容を参考に再評価を行ないます。続きを見る
- Battlefieldシリーズらしい、多人数での戦闘が楽しめる
- 分隊ポイント・構築など、新しい試みが導入されている
- AIMに自信がない人でも、チームの役に立つことができる
- 過去シリーズから変化を感じにくい
- 過去修正済みのバグが再度発現している
- 前作の無料コンテンツとして話題になった、チーターの目撃報告がすでにある
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