牛乳パックに市販のヨーグルトを混ぜるだけで、簡単かつ手軽に自家製ヨーグルトが楽しめるIYM-013。
今回の記事ではこの「IYM-013」の自動メニューを使って、飲むヨーグルトを作る方法について解説します。
IYM-013とは?
アイリスオーヤマから発売されている、飲むヨーグルトモードを搭載した「ヨーグルトメーカー」です。
好みのヨーグルトを入れた牛乳パックを入れてボタンを押せば、8時間後には飲むヨーグルトが完成します。
ヨーグルトメーカーの違い
前提として、アイリスオーヤマの「ヨーグルトメーカーの違い」は、別記事で詳しく解説しています。
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【IYM-014とKYM-014】ヨーグルトメーカーの違い【IYM-013とKYM-013】
ヨーグルトメーカーというカテゴリーにおいて、他社を寄せ付けない売れ行きのアイリスオーヤマ。
今回の記事では人気商品の「IYM-014とKYM-014」に加えて「IYM-013とKYM-013」の違いを解説します。続きを見る
IYM-013の特長
アイリスオーヤマのヨーグルトメーカー「IYM-013」が持つ、主な特長です。
IYM-013の特長
- 牛乳パックのまま作れるため、容器を用意する必要がない
- 人気のレシピは自動メニューを利用して、ボタンひとつで作れる
- 1℃刻みの細かい温度設定(25~65℃)と、タイマーを搭載している
- オールカラーのレシピブックが付属しているため、料理の幅が広がる
- 濃厚なギリシャヨーグルトが作れる、水切りカップが付属している
自動メニュー
ヨーグルトメーカーの「IYM-013」に搭載されている自動メニューと、調理の目安です。
自動メニュー | 温度設定 | 時間設定 |
---|---|---|
プレーン | 42℃ | 9時間 |
カスピ海 | 27℃ | 9時間 |
甘酒 | 60℃ | 9時間 |
塩麹 | 60℃ | 8時間 |
飲むヨーグルト (500ml、1000ml) | 30℃ | 8時間 |
IYM-013の商品内容
IYM-013のパッケージの表面です。
メインの使い方である「ヨーグルトメーカーであること」が容易に判断できます。
しかしパッケージを裏面では「ヨーグルトメーカー以外の使い方」も紹介されています。
例としては塩麹、クリームチーズ、フルーツビネガーが提示されており、ネット上には人気の「サラダチキン」が作れるという報告もありました。
パッケージ側面に掲載されている、このヨーグルトメーカーで作れる発酵商品の例です。
ヨーグルトだけでも「カスピ海ヨーグルト」「ギリシャヨーグルト」「飲むヨーグルト」が作れます。
また高い使用頻度が見込まれる利用用途には、便利な「自動メニュー」が搭載されています。
これは面倒な温度や時間設定を行わずとも、メニューを選択するだけで作れる便利機能です。
最も基本的な飲むヨーグルトの作り方と、同梱されている付属品の一覧です。
この「IYM-013」には900ml容器が2つ付属しているため、異なるレシピを別々に作れます。
他のモデルには容器が1つしか付属していないため、飲みきらないと次のレシピが作れません。
しかもこの容器はオプションでも追加できますが、少しコストが高い印象です。
つまり容器が2個付属している「IYM-013」のほうが「断然お得」ということです。
パッケージを開梱し、付属品を並べてみました。
一番右のビニール袋には、専用スプーン・混ぜ棒・牛乳パック用のクリップが入っています。
取扱説明書とレシピブック、お客様へのお知らせです。
このレシピブックはオールカラーですから、モノクロと違って見やすさが段違いです。
ヨーグルトメーカーの本体です。
蓋を取り外すと、ギリシャヨーグルトが作れる「水切りカップ」が出てきます。
適度な容器と市販のコーヒー用ペーパーフィルターを利用して、水切りが行えます。
内部には、牛乳パックがそのまま入る大きさの穴が空いています。
温度調節や自動メニューの選択が行える「操作パネル」です。
ヨーグルトメーカーの背面には、電源ケーブルが直結されています。
レシピブック掲載レシピ
同梱の「レシピブック」に掲載されているレシピ一覧です。
ヨーグルト | 麹 | その他・発酵食品 |
---|---|---|
自家製ヨーグルト | 簡単甘酒 | 納豆 |
カスピ海ヨーグルト | ひんやり甘酒 | 水キムチ |
ギリシャヨーグルト | 甘酒ミルク | 塩レモン |
クリームチーズ | ごまと甘酒のブラマンジェ | モロッカンサラダ |
クリームチーズでオープンサンド | 甘酒まんじゅう | フルーツビネガー |
やわらかタンドリーチキン | 塩麹 | 梅シロップ |
天然酵母 | 醤油麹 | |
天然酵母プチパン | 豚肉とビーンズ3種の白ワイン煮 | |
ヨーグルト漬物 | 鶏のから揚げ | |
ホエーパンケーキ | 西京味噌 | |
飲むヨーグルト | 白身魚の自家製西京焼き | |
簡単レアチーズケーキ |
飲むヨーグルトの作り方
1000mlの牛乳パックを、そのまま利用する場合の「飲むヨーグルト作成例」です。
自身は固形タイプではなく、ドリンクタイプのヨーグルトのみ使用しています。
工程 | 公式の方法 | 自身の方法 |
---|---|---|
1 | スプーン・混ぜ棒・クリップを熱湯消毒する | クリップを熱湯消毒する |
2 | 牛乳パックの蓋を全部開ける | 牛乳パックの蓋を半分開ける |
3 | 牛乳パックから牛乳を適量取り出す (少し取らないと溢れる) |
|
4 | 牛乳パックに、スプーンを利用してヨーグルトを入れる | 牛乳パックに、ドリンクタイプのヨーグルトを入れる |
5 | 牛乳パックの中身を、混ぜ棒でよくかき混ぜる | 牛乳パックの蓋を強く抑え、漏れないように振る |
6 | クリップで蓋を止め、自動メニューを開始する |
ちなみに自身がよく使うのは「ガセリ菌SP株ヨーグルト」です。
レビューまとめ
公式が謳っているとおり「ボタン一つで飲むヨーグルトが作れる」便利なヨーグルトメーカーです。
基本的には牛乳パックを利用するため、ヨーグルトを作るたびに洗い物が増えることもありません。
いくつか牛乳や投入するヨーグルトを変え、自動メニューで飲むヨーグルトを作ってみました。
その結果としては概ね良好であり、販売されているような飲むヨーグルトが簡単に作れます。
ただし組み合わせによっては粘性が上手く生まれず、サラサラとした食感となることも。
とはいえ温度や時間設定は手動でも行えますから、最善の設定を見つける楽しみも生まれます。
ちなみに強いて欠点を挙げるとすれば、本体に電源スイッチが存在しないこと。
この現代に電源のオン・オフをコンセントの抜き差しで行うのは、時代遅れと言わざるを得ません。
- 飲むヨーグルトが、文字通り簡単につくれる
- 組み合わせを工夫して、自身好みのヨーグルトが追求できる
- ヨーグルト以外にも、様々な発酵食品が作れる
- 電源スイッチが搭載されていない
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