テレビやレコーダーなどの幅広い機種に対応する、6TB外付けハードディスクのHD-LDS6.0U3-BA。
今回の記事ではこの「HD-LDS6.0U3-BA」の特長や中身、およびベンチマークで性能を解説します。
HD-LDS6.0U3-BAの特長
HD-LDS6.0U3-BAは、USB3.1(Gen1)/3.0/2.0とテレビ録画に対応した「6TB外付けハードディスク」です。
BUFFALO独自の「みまもり合図 for AV」「録画番組引越しサービス」「スマートツインズ」にも対応します。
HD-LDS6.0U3-BAの特長
- 従来よりさらにコンパクトなボディを採用し、どこにでもすっきり設置できる
- 防振シリコンゴムと音漏れ低減を施したうえ、より静かなファンレス設計である
- 熱伝導率の低い筐体内の空気層を減らし、ハードディスクの熱をより効果的に放熱する
- パソコンはもちろん、テレビ、レコーダー、ゲーム機などのデジタル家電にも使える
- 省エネで環境にも家計にも優しい、パソコンやテレビとの電源連動機能を搭載している
引用元:HD-LDS6.0U3-B
HD-LDS6.0U3-BAの製品内容
HD-LDS6.0U3-BAのパッケージは厚めの紙製であり、表面には「スマートツインズ」や「みまもり合図」が紹介されています。
右側には6TBという容量と型番が確認できます。
ちなみに今回のレビュー品は少し保管状態が悪かったのか、シールが少し擦れています。
店頭でもし実物を選択できるのであれば、外箱の状態にも注意しましょう。
もし傷や凹みがあるのなら、衝撃に弱いHDDという特性上避けるべきです。
通電してないとはいえ、気持ちの良いものではありませんから……
こちらがパッケージの裏面です。
パソコンとの接続を案内していた表面とは違い、裏面ではテレビ録画を強く推しています。
そのため右上にあったシールでは、地上デジタルとBSデジタルのおよその録画時間が確認できます。
側面には各種デジタル家電との対応表が記載されています。
ただしここで確認できるのはシリーズ名だけであり、詳しい対応情報は上の「QRコード」を利用しましょう。
もう片方の側面には「業界縮小」「静音&防振」「放熱設計」「消失防止」などのハード面が確認できます。
下部では「故障予測」「データ復旧」「録画番組引っ越し」などのサービス面が紹介されています。
パッケージを開梱すると、本体との接続に使う「USBケーブル」や「電源アダプタ」が確認できます。
これらの小物もビニール袋で保護されていることが多いですが、BUFFALOは違うようです。
商品内容は先程のケーブルに加え、HDD本体とセットアップシート、および接続マニュアルです。
こちらが6TBのハードディスクを内蔵したケース本体です。
正面左下部にはメーカーロゴがあり、筐体には特徴的な溝が掘られています。
これらの溝によって表面積を増やし、冷却性能を向上させる設計なのでしょうか。
こちらが側面で、正面と同じ溝が刻まれています。
よく見ると4隅に滑り止めのゴムを備え、縦置きの際にはこちらが接地することになります。
背面にはシリアル番号が書かれたシールやUSB端子、電源アダプタを接続する端子が存在します。
USB端子の真上には盗難防止に役立つ、セキュリティースロットを備えています。
背面の隅にはアクセス時に光るLEDが搭載されています。
この位置に存在するのは、正面に接地するとLEDの点滅が煩わしいからでしょう。
底面には4隅に滑り止めゴムを備え、バッファロー正規データ復旧サービスのシールがあります。
診断・見積もり・キャンセルは無料のようですから、万が一大切なデータが消失したら相談すべきです。
東京 ⇒ 0120-961-869
新横浜 ⇒ 0120-066-869
名古屋 ⇒ 0120-077-869
大阪 ⇒ 0120-963-869
ハードディスク本体とパソコンを接続する「USBケーブル」です。
ハードディスク本体とパソコンを接続する「電源アダプタ」です。
電源アダプタの型番は「WB-18R12FU」と表記されており、入力は「100-240V 50-60Hz 0.6A Max」で、出力は「12V 1.5A」です。
HD-LDS6.0U3-BAの本体重量は、実測で「約818g」でした。
HD-LDS6.0U3-BAの中身
HD-LDS6.0U3-BAに搭載されているHDDは、2つの個体で確認しましたがどちらも「ST6000DM003-2CY186」でした。
これはSeagate製のハードディスクであり、直近でレビューした「LHD-EN60U3WS」の中身とも同一です。
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HD-LDS6.0U3-BAのベンチマーク
計測に使用したのは、マザーボードの「USBポート直結(USB 3.1 Gen 2)」です。
また「ATTO Disk Benchmark」「HD Tune」は、スペースの関係により1個体で2度計測しています。
ベンチマーク計測PC | 内容 |
---|---|
OS | Windows 10 Pro 64bit |
マザボード | ASUS「TUF Z390-PLUS GAMING」 |
CPU | Intel「Core i9-9900K」 |
メモリ | Corsair「CMK16GX4M2A2666C16」 |
グラフィックカード | GIGABYTE「GV-N2070WF3-8GCC1」 |
ストレージ | Intel「SSDPEKKW256G8」 |
電源 | Cooler Master「RS750-AMAAG1-JP」 |
CrystalDiskMark 8.0.2 x64
ATTO Disk Benchmark 4.01.0f1
HD Tune 2.55
HD-LDS6.0U3-BAの初期アイコンとファイル構成
HD-LDS6.0U3-BAの初期アイコンと、ファイル構成です。
もし後者を削除した場合は、公式のページからダウンロードしましょう。
初期アイコン
HD-LDS6.0U3-BAの初期アイコンは、本体のデザインを模しているためわかりやすいです。
初期ファイル構成
HD-LDS6.0U3-BAの初期ファイル構成には「みまもり合図」や「ダウンロードリンク」が保存されています。
HD-LDS6.0U3-BAが対応するサービス
HD-LDS6.0U3-BAが対応するサービスをまとめました。
HD-LDS6.0U3-BAが対応するサービス
- みまもり合図 for AV ⇒ 故障予測や異常を感知したら、LEDの色や点滅で知らせる
- みまもり合図 ⇒ 蓄積したS.M.A.R.T.情報から、ハードディスクの状態判定をお知らせする
- 録画番組引越しサービス ⇒ 異常検知後に依頼すると、録画番組の引越しを代行してくれる
- スマートツインズ ⇒ データのバックアップや復元が簡単に行える、ソフトウェアである
- 正規データ復旧サービス ⇒ 障害レベルに応じた固定料金でデータの復旧が行える
HD-LDS6.0U3-BAのレビューまとめ
高速なUSB3.1(Gen1)/3.0/2.0に対応した、BUFFALOによるスタンダードな6TBの外付けハードディスクです。
パソコンやテレビとはUSBで接続するだけですから、家電が苦手な初心者でも安心して使えることでしょう。
――正直なところ、国内で流通しているどのメーカーの外付けハードディスクも、中身はほぼ同一。
国産を謳っているあのメーカーも「海外製のHDDにケースを付けているだけ」ですから、違いはありません。
そのため外付けハードディスクを選択する際は、容量と価格だけで選んでしまっても良い気がします。
一応細かい点を挙げるのであれば、今回のHD-LDS6.0U3-BAで気に入っている点は色と筐体の素材。
前回のロジテックに採用されているような光沢のある「ピアノブラック」は、傷が付くため苦手です。
確かに光沢筐体は開梱に高級感があるのですが、ホコリが目立つこともあって外観の維持が難しいです。
その点HD-LDS6.0U3-BAのようなマットブラックであれば、仮に傷やホコリが付いても目立ちにくいです。
そのほか各社のハードディスクを差別化している点は、独自機能やサービスの有無にあるでしょう。
中でもBUFFALOはサービス面が充実しており、万が一のトラブルに対し様々なサポートが期待できます。
ベンチマークも良好、かつ静音で発熱も少ないHD-LDS6.0U3-BAの欠点は「USB端子」のひとつだけ。
本体背面に採用されている「USB 3.0 MicroB」は接触不良を起こしやすく、耐久性に難ありです。
つまり本体にUSBケーブルを接続したら、余計な力がかからないような設置場所と運用方法が必要です。
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