【移動機】スマホだけを購入する方法【移動機物品販売】

2022年4月1日

スマホだけを購入する方法

あの公式ショップで定価販売されている人気スマホを、格安で購入できてしまう移動機(移動機物品販売)
今回の記事ではそもそもの「移動機とは?」という疑問から、移動機のメリットと購入方法を解説します。

移動機とは?

回線契約無しでスマートフォンを購入することであり、現場では「移動機物品販売」として使われています。
一般的に広く認知されてきたのは、やはり2021年夏頃から増え始めたスマホ一括1円販売にあるでしょう。

通常の携帯契約 ⇒ スマホ購入 + 月額契約あり
移動機物品販売 ⇒ スマホ購入 + 月額契約なし

移動機物品販売を利用すれば、キャリアが販売したい人気のスマートフォンを格安で入手して、オトクな月額費用のMVNOで運用するということも容易に実現できてしまいます。

移動機でMVNOを利用

移動機の利点とは?

あまり知られていませんが、一括1円で販売されているスマホは「22,001円」で購入することができます。
その理由は乗り換え(MNP)での値引きが、22,000円までに制限されていることにあります。

乗り換えは22,000円まで

かつてスマホを一括1円で購入することは珍しくなく、だいたい週末であればどこでもやっていました。
それが総務省の規制により制限され、通信会社が最も重要視している乗り換えでの契約数が下り坂に……

そこで通信会社が考え出したのが、回線契約がなくとも適用される「端末購入割引」です。
例えばiPhone SE(第3世代)の発売日に話題となった、SoftBankによる一括1円について見てみましょう。

AがSoftBankで設定している本体価格であり、Bが契約形態によって受けられる割引です。
この中で注目すべきは、Bに「端末購入」が含まれている点です。

端末購入とは前述の通り、新規・乗り換え・機種変更が不要の「回線契約なしでスマホを買う」ことです。
この割引は誰でも受けることができ、最後のCを満たすかどうかで一括1円で購入できるかが決定します。

つまり「乗り換え」でもなく「5 ~ 30歳の新規契約」でもない場合は、22,000円の割引が適用されないだけ。
最終的には67,680円で販売されているiPhone SE(第3世代)の64GBが、22,001円で買えてしまうのです。

SoftBank64GB128GB
機種代金(A)67,680円74,880円
新規 / 乗り換え / 機種変更 / 端末購入(B)-45,679円-45,679円
乗り換えまたは、5 ~ 30歳の新規契約(C)-22,000円-22,000円
最低価格1円7,201円
端末単独購入の場合(22,001円)(29,201円)

移動機で購入する方法

上記の「端末購入割引」は、docomo / au / SoftBankなどの各キャリアにとって大変苦肉の策でした。
本来では乗り換えで大きく割引すべきところ、総務省により「22,000円まで」に規制されているからです。

そして各通信会社にとって乗り換えを促進するためのこの施策が、予想通り大きなトラブルを生み始めます。
――これが「移動機(移動機物品販売)を断られた」です。

移動機(移動機物品販売)を断られた

移動機物品販売は本来法に則った問題ない行動ではありますが、キャリアからすれば受けたくありません。
なぜなら端末購入割引は契約を促進するためのキャンペーンなのですから、単体利用されると損なのです。

例えば上記の表で示した「-45,679円」は各キャリアが負担しており、当然単独で売れば売るだけ赤字です。
さらに移動機物品販売をしてしまうと限られた在庫がなくなり、ターゲットの乗り換えが取れなくなります。

これが販売目標を定められた携帯スタッフと、安く買いたい購入者とのせめぎ合いとなっている原因です。

そのため移動機購入を成功させるには、在庫を多く抱えているショップであることが第1条件。
そして携帯スタッフとの交渉を、滞りなく進めることができる手腕を発揮することが第2条件となります。

もし断られた場合「総務省の指導が入っているはずだ」と推しても良いですが、そこは交渉するあなた次第。
個人的には携帯スタッフと購入者の両方が得をする、Win-Winの関係構築を目指して欲しいところです。

――本当は「成功率が高まる移動機購入方法」もあるのですが、流石にクリティカルな内容は割愛します。

乗り換えで最も得をする方法

ちなみに「MNP(乗り換え)で最も得をする方法」は、別記事で詳しく解説しています。

【MNP】乗り換えで最も得をする方法【損しないポイント】

提供開始されてかなりの時間が経過した、通信会社を乗り換える携帯電話番号ポータビリティ(MNP)制度。
今回の記事では「MNP(乗り換え)」を利用する際に最も得をする方法を、公開できる範囲で解説します。

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