多数のキャリアで販売されているAQUOS sense3(SHV45)と、廉価版のAQUOS sense3 basic(SHV48)。
今回の記事ではこの2種類の「AQUOS sense3」について、価格・性能・機能などを比較して解説します。
AQUOS sense3とは?
多数のキャリアで取り扱いがあり、SIMフリー端末としても購入が可能な「大人気スマホ」です。
お手頃価格ながら必要十分な機能を搭載しており、スマホに高機能を求めないユーザーに適しています。
AQUOS sense3 basicとは?
AQUOS sense3と同じサイズを実現しながらも、いくつかの機能が省略された「廉価版スマホ」です。
当初はAQUOS sense3よりも安価なため選択肢として意味がありましたが、現在は同価のため注意です。
引用元:au - AQUOS sense3 basic SHV48
AQUOS sense3紹介動画
仕様の違い
大きな違いは下記のとおりです。
もちろんAQUOS sense3のほうが優れており、AQUOS sense3 basicは機能や性能面で劣ります。
・ツインカメラの有無
・内蔵メモリの容量
・指紋認証やおサイフケータイ(NFC)の有無
仕様比較 | AQUOS sense3 | AQUOS sense3 basic |
---|---|---|
カラー | ソフトピンク シルバーホワイト ライトカッパー ブラック | ライトカッパー シルバー ブラック |
サイズ | 横70×縦147×厚8.9mm(最厚部9.8mm) | |
重量 | 約167g | |
ディスプレイ | 約5.5インチ(IGZO) | |
解像度 | 2,160×1,080(FHD+) | |
OS | Android 9 Pie | |
CPU | Snapdragon 630(2.2GHz×4 + 1.8GHz×4) | |
RAM | 4GB | 3GB |
ROM | 64GB | 32GB |
メインカメラ | 約1,200万画素 / 約1,200万画素 | 約1,200万画素 |
サブカメラ | 約800万画素 | |
バッテリー容量 | 4,000mAh(脱着不可) | |
連続通話時間 | 約2,820分 | |
連続待受時間 | 約910時間 | 約1,070時間 |
電池持ち時間 | 約170時間 | |
充電時間 | 約180分(TypeC 共通ACアダプタ02利用時) | |
外部メモリ | 512GB microSDXC | |
防水 | IPX5 / IPX 8 | |
防塵 | IP6X | |
生体認証 | 顔 / 指紋 | 顔 |
通信規格 | 4G LTE / WiMAX 2+ | |
最大受信速度 | 279Mbps | |
最大送信速度 | 75Mbps | |
Wi-Fiテザリング | 最大10台 | |
Wi-Fi規格 | IEEE802.11ac/n/a/g/b | |
Bluetooth | Ver 5.0 | |
テレビ | - | |
ハイレゾ | 対応 | |
GPS | 搭載 | |
おサイフケータイ | 対応 | - |
NFC | 搭載 | - |
SIM | nanoSIM | |
公式価格(税込) | 27,600円 | 27,830円 |
性能の違い
ベンチマークアプリ「Geekbench」の公開結果から、2つのスマートフォンの性能を比較してみます。
比較用のデータは、直近にアップロードされている「3つの最新データの平均値」とします。
双方のスマートフォンに搭載されているCPUは、どちらも同一の「Snapdragon 630」です。
双方を比較すると内蔵メモリの影響か、AQUOS sense3がマルチコアで「12%優位」となりました。
性能比較 | AQUOS sense3 | AQUOS sense3 basic | ||
---|---|---|---|---|
データ1 | 179 | 1024 | 177 | 810 |
データ2 | 169 | 648 | 178 | 707 |
データ3 | 179 | 1025 | 178 | 899 |
平均値 | 176 | 899 | 178 | 805 |
増減率 | -1% | +12% | - | - |
引用元:Geekbench
AQUOS sense3(SHV45)
AQUOS sense3 basic(SHV48)
参考ベンチマーク
ドコモやSIMフリーで販売されている端末を含めた、AQUOS sense3の「AnTuTu Benchmark」の結果です。
ただしAQUOS sense3 basic(SHV48)のみ実機のベンチマークが回収できておらず、データがありません。
AQUOS sense3(SH-02M)
AQUOS sense3(SHV45)
AQUOS sense3 lite(SH-RM12)
まとめ
AQUOS sense3(SHV45)と、AQUOS sense3 basic(SHV48)の違いをまとめてみました。
廉価版のAQUOS sense3 basicが唯一勝る点は、連続待受時間が約160時間長いことです。
AQUOS sense3が優れる点
- 本体色を4色から選べる(Basicは3色)
- 4GB RAMと64GB ROMを搭載しており、高性能である(Basicは3GB RAMと32GB ROM)
- ワイドも撮れるAI対応ツインカメラを搭載している(Basicはシングルカメラ)
- 生体認証を顔認証、もしくは指紋認証から選べる(Basicは顔認証のみ)
- NFCを搭載しているため、おサイフケータイが利用できる(Basicは不可)
- そもそも記事公開時点で、公式の販売価格が逆転している(Basicのほうが高い)
AQUOS sense5GとAQUOS sense4の違い
ちなみに「AQUOS sense5GとAQUOS sense4の違い」は、別記事で詳しく解説しています。
-
【SH-53A】AQUOS sense5GとAQUOS sense4の違い【SH-41A】
Androidスマホの定番となっている、シャープのAQUOS sense5G(SH-53A)とAQUOS sense4(SH-41A)。
今回の記事ではこの「sense5G」と「sense4」の仕様や性能の違いを、ベンチマークを含めて解説します。続きを見る
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