【AMD】B450とX470の違い

2018年8月4日

b450 x470 hikaku

2018年07月31日に発表された、X470の下位チップセットにあたるAM4プラットフォームのB450。
今回の記事ではこの「B450」と、先行して発表されたX470との機能の違いについて解説します。

第2世代Ryzen紹介動画

B450とは?

第2世代Ryzenに最適化された「Socket AM4採用チップセット」のひとつです。
X470の下位モデルであるものの、AMD StoreMIやオーバークロックに対応しています。

さらにXFR2 Enhanced Modeだけでなく、Precision Boost Overdriveも利用可能。
どちらもCPUの性能を引き上げる機能であり、末尾に「X」のつくCPUとの組み合わせが必要です。

ちなみにAMD 300マザーボードでも、第2世代Ryzenを搭載可能。
しかしBIOSアップデートが必要なため、AMD 400マザーボードを選択するほうが無難です。

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AMD StoreMIとは?

X370やB350で利用できていた、有償ソフトの「FuzeDrive for Ryzen」とほぼ同等の機能のこと。
高速なドライブと低速なドライブを組み合わせることで、パソコンの応答速度向上が期待できます。

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何より一番の特長は「無償で利用できること」で、FuzeDrive for Ryzenよりも若干機能面が拡張。
その実際の効果は、AMDの資料によると「最大で9.8倍もの速度向上」が見込めるようです。

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X470との違い

項目 X470 B450 X370 B350 A320
CPUソケット Socket AM4
対応メモリ 4スロット / 64GB
PCI-Express Gen 3.0 2 1 2 1
PCI-Express Gen 2.0 8 6 8 6 4
SLI 対応 × 対応 ×
CrossFireX 対応 ×
SATA 3 4 2 4 2
SATA Express 2 1 2 1
USB 3.1 Gen.2 2 1
USB 3.0 Gen.1 6 2 6 2
USB 2.0 6
SATA RAID 0 / 1 / 10
NVME RAID 0 / 1 / 10 ×
Memory Overclocking 対応
CPU Overclocking 対応 ×
XFR2 対応
XFR2 Enhanced 対応 ×
AMD StoreMI 対応 ×
Precision Boost Overdrive 対応 ×

まとめ

  • B450なら、X470に比べてコストを抑えた構成を実現できる
  • B450はX470の下位モデルでありながら、十分な機能を備えている
  • B450には「PCI-Express Gen 3.0」が1つしかなく、SLIに非対応
  • B450には「SATA 3ポート」が2つしかない
  • B450には「USB 3.0 Gen.1ポート」が2つしかない

参考元:AMD,「B450」チップセットを発表

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