【Iris Xe】Core i5-1135G7とRyzen 5 4600Uの違い【性能比較】

4コア8スレッドで駆動するCPUのCore i5-1135G7と、6コア12スレッドで駆動するCPUのRyzen 5 4600U。
今回の記事ではこの「Core i5-1135G7」と、Renoir採用のRyzen 5 4600Uをベンチマークで比較します。

CPUの性能比較

どちらのCPUもミドルクラスのノートパソコンに搭載された、高速なレスポンスが期待できるCPUです。
Core i5-1135G7よりもRyzen 5 4600Uのほうが物理コア数が多く、TDPが15Wと低い傾向にあります。

CPUベンチマーク比較

毎回性能比較の慣例となっている「Cinebench」と「CPU-Z」のベンチマーク結果です。

2つのCPUの増減率を比較すると、Core i5-1135G7が「Cinebench R20（Multi）で約25%劣位」です。
シングルスレッドで逆転するこの結果は、前回のCore i5-1135G7とRyzen 7 4700Uの性能比較と同一です。

GPUの性能比較

左の画像が、Core i5-1135G7搭載PCに内蔵されている「Intel Iris Xe Graphics」の情報です。
右の画像が、Ryzen 5 4600U搭載PCに内蔵されている「AMD Radeon Graphics」の情報です。

実機サンプル仕様比較

比較用の検証サンプルには似通ったスペックのものを用意していますが、あくまで別個体。
そのため記事内の全てのベンチマークは、参考値として認識して頂くようお願いいたします。

ゲーミング性能比較

GPUベンチマークを比較すると、Core i5-1135G7が「Night Raidで約11%優位」です。
またSky DiverやドラゴンクエストXでも10%以上勝り、Iris Xe Graphicsの性能の高さを示しています。

総合性能比較（PCMark 10）

パソコンの総合的な性能を測定する目的で用いられる、ベンチマークソフト「PCMark 10」のデータです。
双方を比較すると、Core i5-1135G7がRyzen 5 4600Uに対して「総合スコアで約9%劣位」です。

簡単に双方の違いをまとめると、ゲーミング用途においてより快適な「Core i5-1135G7」と、一般作業がより快適な「Ryzen 5 4600U」と言ったところでしょうか。

Core i5-1135G7に向く用途　⇒　映像編集、ワープロ、ウェブブラウジング
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