【8スレッド】Ryzen 7 4700UとCore i5-1135G7の違い【性能比較】

8コア8スレッドで駆動するCPUのRyzen 7 4700Uと、4コア8スレッドで駆動するCPUのCore i5-1135G7。
今回の記事ではこの「Ryzen 7 4700U」と、第11世代のCore i5-1135G7をベンチマークで比較します。

CPUの性能比較

Ryzen 7 4700UとCore i5-1135G7は、どちらも中価格帯のノートパソコンに採用されているCPUです。
Ryzen 7 4700Uは物理コアを8つ搭載していることが特長であり、また設計上のTDPも15Wと低いです。

CPUベンチマーク比較

毎回性能比較の慣例となっている「Cinebench」と「CPU-Z」のベンチマーク結果です。

2つのCPUの増減率を比較すると、Ryzen 7 4700Uが「Cinebench R20（Multi）で約38%優位」です。
この差はCPU-Z（Multi）の結果でも現れており、逆にシングルスレッドではCore i5-1135G7が有利です。

GPUの性能比較

左の画像が、Ryzen 7 4700U搭載PCに内蔵されている「AMD Radeon Graphics」の情報です。
右の画像が、Core i5-1135G7搭載PCに内蔵されている「Intel Iris Xe Graphics」の情報です。

実機サンプル仕様比較

比較用の検証サンプルには似通ったスペックのものを用意していますが、あくまで別個体。
そのため記事内の全てのベンチマークは、参考値として認識して頂くようお願いいたします。

ゲーミング性能比較

GPUベンチマークを比較すると、Ryzen 7 4700Uが「Night Raidで約7%劣位」です。
CPUではRyzen 7 4700Uに及ばないCore i5-1135G7も、Intel Iris Xe Graphicsの性能では勝っています。

なおCore i5-1135G7は測定時期が新しく、Cloud Gate / Ice Storm Extreme / Ice Stormが未測定です。

総合性能比較（PCMark 10）

パソコンの総合的な性能を測定する目的で用いられる、ベンチマークソフト「PCMark 10」のデータです。
双方を比較すると、Ryzen 7 4700UがCore i5-1135G7に対して「総合スコアで約9%優位」です。

Ryzen 7 4700Uに向く用途　⇒　表計算、レンダリング、ビジネスアプリ
Core i5-1135G7に向く用途　⇒　映像編集、ワープロ、ウェブブラウジング

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