大容量データを軽快に転送可能できるUSB3.0に対応した、4TB外付HDDのELD-XED040UBK。
今回の記事ではテレビやレコーダーなどの機器に接続して録画に使える、このHDDをレビューします。
ポイント
ELD-XED040UBKの特長
- 家電接続対応
- パソコンはもちろん、テレビやレコーダーとも接続できます。
- ファンレス設計
- 耳障りな冷却ファンを搭載せずとも、熱を逃がす設計です。
- USB3.0対応
- より高速なUSB3.0に対応し、大容量データの転送も快適に行えます。
商品説明
白と黒を基調とした、店頭ではあまり目立ちにくいパッケージです。
エアフロー空冷構造を採用したe:diskシリーズに属しており、容量は4TBです。
テレビとの接続時には地上デジタルで約480時間、BSデジタルで約360時間録画できます。
国内主要メーカーを始めとして、様々なテレビメーカーとの動作確認済みです。
ただしnasneとWii Uにおいては、3TB以上のHDDは使用できないようです。
中には緩衝材に包まれた外付HDDと、付属品がまとめられた紙の箱が入っています。
商品内容は外付HDD本体、ACアダプタ、ユーザーガイド×2、滑り止め、USBケーブルの6点です。
開梱直後の外付HDDは、筐体全体が薄いビニールで保護されています。
また各所に存在する凹みには、付属の滑り止めを取り付けできます。
本体の前面にメーカーロゴは存在しますが、控えめな主張に留められています。
本体側面の片方には縦置き時に使用する、滑り止め用の凹みが存在します。
本体裏面にはセキュリティロック、USB端子、ACアダプタ端子が存在します。
付属のACアダプタです。
入力は全国対応の100~240V/0.65Aで、出力は12V/2Aとなっています。
付属のユーザーズガイドと、滑り止めです。
初心者や家電との接続時には、右側のかんたん設定ガイドが役立つことでしょう。
今回の4TB外付HDDであるELD-XED040UBKの重量は、ケーブル抜きで約831gでした。
ELD-XED040UBKの中身
ELD-XED040UBKを分解したところ、中身はWestern Digitalの「WD40EZRZ-RT2」でした。
WD40EZRZ-RT2の詳細は、別ブログにて詳しく解説しています。
参考記事:WD40EZRZ-RT2 1.33TBプラッタ採用HDD レビュー
購入時に予測したとおり、内蔵HDD単体よりも低価格でした。
ELD-XED040UBK ⇒ 10,800円
WD40EZRZ-RT2 ⇒ 約12,000円
CrystalDiskInfo
IntelliParkについて
IntelliParkはデフォルトで有効です。
ベンチマーク
CrystalDiskMark
なぜか3回計測していたので、全て掲載しておきます。
1回目
2回目
3回目
CrystalDiskMark Ver.Shizuku
ATTO Disk Benchmark
まとめ
Western DigitalのWD40EZRZ-RT2を採用した、据え置き型の4TB外付HDDです。
パソコンだけでなく対応するテレビやレコーダーと接続し、録画先として利用できる点が特長です。
また筐体はピアノブラックで統一されており、同価格帯の製品に比べて優れた高級感を演出。
各部の工作精度も十分で、ファンレスでありながら大きな発熱も見られませんでした。
そのほかUSB3.0接続のためか転送速度も充分で、ケースによる速度低下は軽微な印象。
大容量データの保存先として使う場合にも、ストレスを感じることはないでしょう。
ちなみに気になる点を挙げるとすれば、まず筐体についた汚れが目立ちやすいこと。
つぎにケースがはめ込み式になっており、ケースを壊さずにHDDを取り出しにくいことです。
さらにアクセスランプが正面にあるため、設置場所によってはランプの点滅が気になります。
- 中身が1.33TBプラッタのWestern Digital製HDD
- ファンレス設計のため、ファンの駆動音が存在しない
- 外付HDDでありながら、同型番の内蔵HDDを買うよりも安いことがある
- ピアノブラックの筐体は安っぽくない反面、指紋汚れが目立つ
- 常時点滅するアクセスランプの位置が悪い