従来品に比べ20%薄く、そしてより大きくなった、RezerのハードゲーミングマウスパッドであるSphex V3。
今回の記事ではこの「Sphex V3」の特長やサイズの違い、および実際の使用感などについてレビューします。
Sphex V3とは?
ゲーミングデバイスメーカーの「Razer」から発売されている、最新のゲーミングマウスパッドのことです。
表面には頑丈なポリカーボネートを裏面には粘着性ベースを採用し、0.4mmという超薄型を実現しています。
引用元:Razer Sphex V3
Sphex V3の特長
ゲーミングマウスパッド「Razer Sphex V3」の特長をまとめてみました。
Sphex V3の特長
- カラーにスタイリッシュなブラックを採用している
- 表面に頑丈で高耐久なポリカーボネートを採用している
- オプティカルセンサー向けに最適化されており、正確な追尾性能を備えている
- 裏面に粘着性ベースを備え、激しいゲームプレイでも優れた安定感を実現している
- 0.4mmという超薄型デザインを採用しており、デスクとの段差が極僅かになっている
Sphex V3のサイズ
Sphex V3は「Sサイズ」と「Lサイズ」という2種類のサイズ展開があります。
自身は「振り向き2cm」のためにSサイズを選択していますが、使用する幅はSサイズでも1/3程度です。
Sphex V3 | Sサイズ | Lサイズ |
---|---|---|
型番 | RZ02-03820100-R3M1 | RZ02-03820200-R3M1 |
表面素材 | ポリカーボネート | |
裏面素材 | 粘着性ベース | |
サイズ | 270×215mm | 450×400mm |
厚み | 0.4mm | |
公式価格 | 1,288円 | 3,388円 |
旧製品:Sphex V2との違い
Razer Sphex V3と、旧製品である「Razer Sphex V2」の違いです。
旧製品:Sphex V2との違い
- Razer Sphex V3は、Sphex V2よりも20%薄い
- Razer Sphex V3は、Sphex V2よりも50%広い
- Razer Sphex V3は、カラーがブラックで統一された
「Razer Sphex V3がSphex V2よりも50%広い」という情報は、Razer公式で掲載されているものです。
しかし実際に「V3 Lサイズ」と「V2 Regular」を比較すると、面積比は199%となりました。
世代比較 | V3 Sサイズ | V2 mini | V3 Lサイズ | V2 Regular |
---|---|---|---|---|
サイズ | 270×215mm | 450×400mm | 355×254mm | |
面積比 | 同一 | 199% | ||
厚み | 0.4mm | 0.5mm | 0.4mm | 0.5mm |
厚み比 | -20% | -20% |
補足として新旧で同一の要素は「ポリカーボネート製」「優れた耐久性」「粘着性ベース」の3つです。
Sphex V3の商品内容
Razer Sphex V3のパッケージには、他社製品でも見られる硬めの紙を採用しています。
パッケージ下部にはRazer Sphex V3の特長や、触って表面を確認できる「窓」があります。
パッケージの裏面ではより詳細な特長や、サイズなどが確認できます。
今回購入したのは、270×215mmの「Sサイズ」です。
Razer Sphex V3のメーカー保証は「1年間」です。
Razer Sphex V3をパッケージから取り出してみました。
一部のメーカーはパッケージよりも小さいことがありますが、Razer Sphex V3はどうでしょうか。
パッケージに対する幅は、少し小さいです。
しかしパッケージに対する高さは、幅に比べると差がありません。
Razer Sphex V3の全景です。
表面はポリカーボネートを採用しており、当然フラットかつ均一です。
マウスパッド右上部には、メーカーロゴがあります。
マウスパッド裏面です。
先程メーカーロゴの裏に見えていた緑色のフィルムは剥離用です。
英語で「使用する前にプラスチックフィルムを取り除け」と書いてあります。
Razer Sphex V3のパッケージの中には、マウスパッドのほかに「ステッカー」も同梱されています。
Sphex V3のレビューまとめ
長期間使用していた「QCK mini」が汚れたため購入した、ハードゲーミングマウスパッドです。
プラスチック系のマウスパッドは「Airpad」から2度目となりますが、やはり汚れない点が良いです。
またプラスチック製のため大変滑りがよく、QCKよりも滑り、QCKよりも止めにくい印象。
そもそも振り向き2cmの私には制御に戸惑うほどで、録画した動画を見直すと何もないところで静止していても「プルプル」カーソルが震えていることが容易に見て取れます。
そのためハイセンシよりはローセンシに設定しており、かつ現在のマウスパッドの滑りに不満を覚えている方に向くのではないでしょうか。
ちなみに気になる点を挙げるとすれば、写真でも案内した「緑色の剥離フィルム」です。
通常あの部分を持って引っ張れば裏面の保護フィルムが剥がれるものですが、自身が引っ張るとあの緑色の部分だけが取れてしまいました。
結局全体の保護フィルムは残ってしまったため、剥がれやすいところを爪で「カリカリ」することに。
裏面の「粘着性ベース」の粘着性はイメージほどなく、下敷きの裏のような「ピタピタ」具合です。
それでもデスクマットを使っている自身の環境では全くズレず、意図せず動くことはありませんでした。
むしろその薄さから、マウスパッドの位置を変えようしたときに指を引っ掛けるのが難しかったくらいです。
もし位置を変える場合には、面倒でも右上のメーカータグを持ち上げて行うのが最善でしょう。
無理に他の方向から剥がそうとすると、力の加減を間違えて追ってしまいそうな気配がします。
- 表面がポリカーボネート製のため、大変よく滑る
- 0.4mmという薄さのため、違和感を覚える段差が生じにくい
- 裏面の加工により、マウスパッドの安定性に優れている
- 滑りすぎるため、逆に止めにくいというデメリットがある
- 保護フィルムを剥がそうとすると、端だけ取れる
- G PRO ゲーミングマウスとの組み合わせで、カーソルが真上に飛ぶことがある
使用後記
このSphex V3を使用し始めた頃から、Apex Legendsで扉の開閉時にカーソルが真上を向く現象に何度か遭遇。
頻度は5試合に1度くらいなのであまり気にしていませんでしたが、扉以外でも遭遇するようになりました。
今回はApex Legendsでの移動中に遭遇し、それが要因となり移動速度が減少してしまいその結果全滅。
そのため頻度は少ないとは言えど「トラッキングに問題あり」との評価で、★4.5から1.5への修正です。
ちなみに使用しているマウスは、ロジクールの「G PRO ゲーミングマウス」です。
その後にSteelSeriesの「QcK mini」を書い直し、カーソルの挙動に問題ないことを確認しています。
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