パソコンに直接接続でき、ブロードキャスト級のUSBコンデンサーマイクだと謳われているElgatoのWave:1。
今回の記事ではこの「Wave:1」の特長や機能、商品内容や外観および実際の使用感についてレビューします。
Wave:1とは?
ゲーミングデバイスを取り扱うメーカーの「Elgato」から発売されている「配信向けマイク」のことです。
パソコンとはUSBケーブルで接続するため、オーディオミキサーを用意することなく簡単に使えます。
Wave:1の特長
ElgatoのUSBコンデンサーマイクである「Wave:1」の特長をまとめました。
Wave:1の特長
- 筐体に金属(スチール)と、異彩を放つデザインを採用している
- すぐにミュートが可能なコントロールダイヤルを搭載している
- 声のニュアンスを正確に捉え、高音質を実現するカプセルを採用している
- 極性に発話を明瞭にする、配信向けのカーディオイドを採用している
- 24-bit/48kHzでアナログからデジタルに変換できる
- パソコンとはUSB Type-Aで接続するため、手軽かつ簡単にセットアップできる
- モニタリングに役立つ、高性能なヘッドフォン出力を背面に搭載している
- ノイズや振動を抑制する、ポップガードやショックマウントに対応している
- 突然の大声から視聴者を守る、Clipguardテクノロジーを搭載している
- クリエイターのためのソフトウェアミキサーである、Wave Linkが使用できる
Wave:1の商品内容
Wave:1のパッケージは、青を基調とした縦長の紙製です。
パッケージの側面には、Wave:1の機能が英語で解説されています。
パッケージ裏面には、側面以上に充実した内容の商品説明が存在します。
もうひとつの側面では、Wave:1のデザインを確認できます。
パッケージを開梱すると、大きな中箱が現れます。
この中にはWave:1本体と取扱説明書、付属品入りの箱が入っています。
取扱説明書にはパソコンとの接続方法と、コントロールダイヤルや背面端子の解説があります。
しかし日本語には対応していないようで、ソフトウェアは「別途ダウンロード」する必要があります。
取扱説明書の裏面には取り扱いに関する注意事項などが掲載されています。
これが付属品の入った小さな箱です。
箱の中にはUSBケーブルや、マルチアダプターなどが入っています。
前者のUSBケーブルは片方がUSB Type-A、もう片方がUSB Type-Cとなっています。
USB Type-Aをパソコン側に利用するため、パソコンの新旧に関わらず接続できる強みがあります。
後者のマルチアダプターは、Wave:1をマイクアームに設置する際に利用します。
さていよいよWave:1本体を確認していきましょう。
Wave:1は組み立て式ではなく、開梱時からスタンド付きの状態です。
正面のコントロールダイヤルは、主にミュートの切り替えに利用します。
ただし背面のヘッドホン端子を利用する際には、音量調節にも対応します。
スタンドもボディと同じくスチール製であり、質感および安定性ともに優れています。
側面にあるダイヤルの強度も適正であり、マイクの角度を自由に設定することができます。
一部のマイクに見られるように、勝手に角度が変化してマイクがお辞儀したり寝る心配はありません。
マイクの天面です。
上位版のWave:3と違い、今回のWave:1にはタッチセンサーは搭載しておりません。
マイクの底面には、シリアルナンバーとモデルナンバーが印字されています。
マイクの背面にはパソコンと接続するためのUSB端子と、モニター用のヘッドホン出力があります。
実際にUSBケーブルを接続したところです。
今回のUSBコンデンサーマイクである「Wave:1」の重量は、実測で「約562g」でした。
Wave:1のレビューまとめ
「パソコンと接続するだけで使える」という手軽さが強みといって良い、USBコンデンサーマイクです。
一般的なコンデンサーマイクのようにオーディオミキサーを利用しない点は、PC初心者にもピッタリです。
また筐体もスチール製で剛性が高く、付属のスタンドの安定性や角度調整機能に心配は一切不要です。
マイク本体正面にあるコントロールダイヤルを押し込めば、すぐにミュートできる点も便利です。
さらに採用されている接続方法はUSB Type-Aですから、USB Type-C非搭載のパソコンにも対応できます。
余談として最新のiPhoneにはLightning - USB Type-Cケーブルですから、問い合わせが多かったりします。
実際の音質は確かに高音質で、安価なヘッドセットに比べより聞き取りやすいボイスチャットを実現可能。
これまでのUSBマイクでは感度100でも不十分だった音量が、このWave:1では必要な音量がとれています。
そして見逃せないのは、独自に採用されている音割れ防止機能の「Clipguardテクノロジー」です。
これは急な大声を検知して音量を調節してくれるため、突然叫ぶ自身のような配信者に最適だと言えます。
このClipguardテクノロジーさえあれば、ボイスチャットをしている仲間から「うるせー」と怒られることもなくなることでしょう。
逆に気になる点を挙げるとするなら、極性にカーディオイドを採用している割に背面の音を拾うこと。
自身のパソコンは負荷をかけるとGPUファンが吠えるのですが、背面の音を拾うせいで会話に支障が出ます。
――かといって「RTX Voice」や「NVIDIA Broadcast」を使うと、ノイズが消える反面低音質になります。
そのためノイズが少ない環境下以外では、まずオススメできないマイクだと評価せざるを得ないでしょう。
- 安価なヘッドセットに比べ、優れた高音質を実現できる
- 全体的に質感が高く、スチール製を採用していることから剛性に長ける
- 便利なコントロールダイヤルを備え、付属ソフトのWave Linkが利用できる
- 前方以外の音を拾いすぎるため、ノイズが多い環境には著しく向かない
ノイズの抑制方法
ノイズを抑制するには、前述の通り「RTX Voice」や「NVIDIA Broadcast」を利用すべきです。
利用には一定の条件が必要ですが、類似のソフトに比べてノイズの抑制効果は高いです。
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【マイク】RTX Voiceのインストールと設定方法【ノイズ対策】
グラフィックスカードを利用してノイズを抑制し、良好なボイスチャットをサポートするRTX Voice。
今回の記事ではこの「RTX Voice」が対応するソフトやインストール方法、設定方法などを解説します。続きを見る
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【マイク】NVIDIA Broadcastのインストールと設定方法【ノイズ除去】
RTX Voiceに比べてより高度な機能を搭載した、配信サポートソフトウェアのNVIDIA Broadcast。
今回の記事ではこの「NVIDIA Broadcast」のインストール方法と、設定方法について解説します。続きを見る
Wave:1とWave:3の違い
ちなみに「Wave:1とWave:3の違い」は、別記事で詳しく解説しています。
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【Elgato】Wave:1とWave:3の違い【配信マイク】
Elgatoから発売されているプレミアムUSBコンデンサーマイクのWave:1と、その上位モデルのWave:3。
今回の記事ではこの「Wave:1」と「Wave:3」の違いや、別売のアクセサリーについて解説します。続きを見る
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