【GeForce】RTX 2080の性能まとめ【GTX 1180】

2018年8月21日ついにNVIDIAより発表された、待望のTuringコア採用のGeForce RTX 20シリーズ。
今回の記事では「RTX 2080 Ti」「RTX 2080」「RTX 2070」の各GPUの性能を比較してまとめます。

GeForce RTX 20シリーズとは？

巷で当初「GeForce GTX 1180」だと噂されていた、GTX 10の次世代となるシリーズのこと。
今回3種類のGeForce RTX 20シリーズが発表され、最上位は「GeForce RTX 2080 Ti」です。

またGeForce RTX 20シリーズには、レイトレーシング専用ユニットとなる「RT Core」を搭載。
このRT Coreにより、GeForce RTX 2080 TiはGeForce GTX 1080 Tiの約10倍もの性能を誇ります。

※約10倍という性能差は、後述のリアルタイムレイトレーシング比です。

現実のような光源・反射・影などを実現する、TuringがGPUで初めて搭載する技術のこと。
従来のレンダリング技術ではなしえなかったリアルな描写が、これまで以上に楽しめます。

Founders Editionとは「NVIDIAのリファレンスカード」のこと。
つまりNVIDIA自身が、ファンなどの冷却機能を設計しているグラフィックカードだと言えます。

今回のFounders Editionはブーストクロックが高い反面、TDPが10W上昇しています。

※基本的な記載内容は、NVIDIAの公式ページに準拠しています。
ただしRTX 2070 Founders EditionのTDPが通常版より低いため、表内では訂正しています。

またRTX 2080 Tiの発売日は、当初の2018年9月20日から1週間延期されました。

項目	RTX 2080 Ti	RTX 2080	RTX 2070
発売日	2018年9月27日	2018年9月20日	2018年10月17日
アーキテクチャ	Turing（12nm）
CUDAコア数	4352	2944	2304
コアクロック	1350MHz	1515MHz	1410MHz
ブーストクロック（Founders Edition）	1545MHz （1635MHz）	1710MHz （1800MHz）	1620MHz （1710MHz）
メモリ速度	14Gbps	14Gbps	14Gbps
標準メモリ構成	11GB GDDR6	8GB GDDR6	8GB GDDR6
メモリインターフェイス	352bit	256bit	256bit
メモリ帯域幅	616GB/s	448GB/s	448GB/s
レイトレーシング性能	10Giga Rays/s	8Giga Rays/s	6Giga Rays/s
RTX-OPS （Founders Edition）	76T （78T）	60T	45T
TDP （Founders Edition）	250W （260W）	215W （225W）	175W （185W）
推奨システム電力	650W	650W	550W
補助電源コネクタ	8pin + 8pin	8pin + 6pin	8pin
SLI	対応		×
価格（Founders Edition）	999ドル（1199ドル）	699ドル（799ドル）	499ドル（599ドル）

通常のアンチエイリアシングモードで「GeForce RTX 2080」は「GeForce GTX 1080」の約1.5倍。
後述のDLSS有効時には、最大で2倍以上の性能が見込めるようです。

DLSSとは過去「DLAA」と呼ばれていた、Deep Learning Super Samplingの略称で、
Tensorコアによりノイズを削減し、高画質なアンチエイリアシングを実現する技術のことです。

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