オンラインゲームをプレイするうえで、比較的重要なパーツだと言えるサウンドカード。
今回の記事ではパソコン内部に拡張する内蔵型と、USB接続の外付型の特長を比較します。
サウンドカードとは?
パソコンに増設したり、USB接続を行うことでサウンド機能を拡張できるパーツです。
前者は一般的にサウンドカードと、後者はサウンドユニットと呼ぶことが多いです。
サウンドカードを導入することでさらに高音質にしたり、好みの音質に変更したり、
音声の入出力端子を増やしたり、ゲームで有利になる機能を追加できたりします。
代表的な内蔵型サウンドカード
Creative
Sound Blasterシリーズで馴染みのある、サウンド関連製品のメーカーです。
オンラインゲームが流行し始めた頃から有名で、導入しているユーザーも数多くいます。
ちなみにこのSound BlasterX AE-5は、2017年夏に発売された最新モデル。
ヘッドホンアンプのXampや、Aurora Reactiveライティングシステムを搭載しています。
ASUS
自作市場ではまず知らない人はいないであろう、PCパーツを手がけるメーカーです。
少し前からゲーミングデバイスに着目しており、Creativeに次ぐ2番目の選択肢だと言えます。
ちなみにこのXonar AEは、2017年秋に発売された最新モデル。
安価ながら7.1chサラウンドや、192kHz/24-bitのハイレゾオーディオに対応しています。
代表的な外付型サウンドユニット
Creative
Creativeは内蔵型のサウンドカードだけでなく、外付型のサウンドユニットでも有名。
最近は内蔵型に劣らない機能群を備え、手軽にサウンド環境の改善を行うことができます。
ちなみにこのSound BlasterX G5は、2015年発売ながら売れ筋2位を誇る人気製品。
SB-Axx1による強力なオーディオ処理が特長で、S/N比120dBのDACも搭載しています。
Sennheiser
ヘッドホンやヘッドセットを提供しているメーカーとして、知名度の高いSennheiser。
こちらもゲーミングデバイスに力を入れており、今年始めにはサウンドユニットも発売しました。
ちなみにこのGSX 1000は、直感的な操作が行えるタッチパネルを搭載した製品。
ヘッドセットとスピーカーの切り替えが簡単なうえ、4種類のEQセッティングも選べます。
内蔵型と外付型の利点と欠点
内蔵型のサウンドカードと、外付型のサウンドユニットを比較した際のまとめです。
これまでは前者が標準的でしたが、昨今では導入しやすい後者が選ばれやすい印象です。
双方を比較した時の最も大きな違いは、設置スペースの有無だと言えます。
サウンドカードはパソコン内に内蔵するため、まず邪魔になりません。
一方サウンドユニットは、USBで接続するためケーブルも増えがちです。
ただ機能面では製品によって違うものの、双方の差は縮まりつつあります。
個人的にこれから新規で導入するのなら、外付型がお勧めしやすいでしょうか。
ちなみにSound Blaster ZxRが、現在は私が使用しているサウンドカードです。
音声出力ではほぼ満足していますが、マイク入力にはノイズが乗りやすい製品です。
内蔵型は外付型に比べて、ノイズに悩まされる可能性が高い点が悩みです。
内蔵型の特徴
- 一般的に音声の遅延が少ない
- オペアンプの交換ができるものがある
- ケーブルを必要としないためスマート
- デスクトップパソコンにしか対応できない
- パソコン内のノイズを拾うことがある
- 手元で音量調整が行えない
外付型の特徴
- ノイズを広いにくくクリアな音が楽しめる
- 使用するパソコンを選ばず流用もしやすい
- 手元で音量調整が行えるものが多い
- 一般的に音声の遅延が大きくメモリを消費する
- 設置スペースが必要でケーブルが煩雑化する
- 内蔵型に比べて機能面で劣ることがある