各プロバイダのIPv6対応について聞いてみた

2017年11月2日

IPv4通信とIPv6通信の分散化を図り、通信品質の改善を実現するというIPv6 IPoEサービス。
今回の記事ではIPv6 IPoEを提供するいくつかのプロバイダに、その仕様について確認してみました。

IPv6 IPoEの利用に追加料金が必要となるか?

@nifty ⇒ 追加料金は発生しない。
BIGLOBE ⇒ 追加料金は発生しない。必要があれば、IPv6 IPoE対応機器を貸し出しできる。
GMOとくとくBB ⇒ 不要です。
IIJmio ⇒ 追加料金は発生しない。
Interlink ⇒ ZOOT NATIVE契約の場合は不要。
OCN ⇒ 追加料金は発生しない。(全国未対応。一部エリアは順次対応予定)
So-net ⇒ 追加料金は発生しない。

確認した全てのプロバイダで、IPv6 IPoEの利用に際して追加料金は発生しないようです。

またBIGLOBEでは月額500円(税別)で、IPv6 IPoE対応のAterm WG1810HP(JE)をレンタル可能。
そしてOCNはIPv6 IPoEが全国対応になっておらず、一部のエリアはIPv6 PPPoEのみの対応です。

Aterm WG1810HP(JE)について OCN 今後のIPv6 IPoE展開予定について

IPv6 IPoE + IPv4 over IPv6に対応しているか?

@nifty ⇒ v6プラスの場合は対応している。
BIGLOBE ⇒ IPv6オプションに契約し、MAP-E対応機器があれば対応している。
GMOとくとくBB ⇒ 対応している。
IIJmio ⇒ 対応している。ただしDS-Lite対応機器が必要。
Interlink ⇒ DS-Lite対応機器があれば対応している。
OCN ⇒ v6プラスやDS-Liteを含めて対応していない。 ⇒ 2018年6月に対応しました。
So-net ⇒ 対応していない。 ⇒ 対応しました。

So-net以外は概ねネット上の情報どおりです。

ただしSo-netの公式回答では、IPv6 IPoE + IPv4 over IPv6に対応していないとのこと。
ネット上での「非公開ながら対応している」という情報の裏付けは、今回行えませんでした。

IPv6 IPoE有効時、IPv4(PPPoE)は併用可能か?

@nifty ⇒ v6プラスの場合は併用できない。IPv6接続オプションの場合は併用できる。
BIGLOBE ⇒ 設定や配線などにより利用できる可能性はあるが、サポート外のため案内できない。
GMOとくとくBB ⇒ v6プラス有効時は、HGWのPPPoE接続設定の項目がグレーアウトする。
IIJmio ⇒ 特別な制限等は設けていない。サービスの仕様上は併用できる。
Interlink ⇒ ZOOT NATIVEとZOOT NEXTを2重で契約すれば併用できる。
OCN ⇒ IPv6 IPoEとIPv4 PPPoEは併用できる。IPv6 IPoEとIPv6 PPPoEは併用できない。
So-net ⇒ 併用できる。

併用できるプロバイダと、併用できないプロバイダに分かれた結果となりました。

ちなみにBIGLOBEとGMOとくとくBBでは、PPPoE接続設定の項目がグレーアウトとすると回答。
ただしこの回答では「併用できない」とは断定できず、設定次第でPPPoE接続できる可能性があります。

IPv6接続オプションとv6プラスの違い ZOOT NEXTとZOOT NATIVEの併用について

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