SATA HDDやSATA SSDを簡単にUSB接続に変換できる、HDD/SSDアダプタのLGB-A35SU3。
今回の記事ではこの「LGB-A35SU3」の特長や速度について、製品画像と併せて解説します。
LGB-A35SU3の特長
LGB-A35SU3の特長まとめ
- SATA HDDやSSDを挿すだけで、簡単にパソコンと接続できる
- 最大12TBの3.5インチHDDに対応しているため、接続対象が多い
- 高速転送を実現する「USB3.1 Gen.1」および「UASP」に対応している
- HD換装に役立つ引越しソフトの「HD革命/CopyDrive」が付属している
- そのほか便利な「ロジテックツール」が無償でダウンロードできる
LGB-A35SU3の外観
パッケージは固い厚紙でできており、私が購入したロットでは「最大10TBまで対応」との表記でした。
前述のとおり公式ページでは、3.5インチHDDの場合「最大12TB」まで接続可能となっています。
パッケージ裏面では、より詳細な機能やダウンロード可能なソフトウェアが記載されています。
パッケージ内容はアダプタ本体、USBケーブル、電源アダプタ、クイックガイドの合計4点です。
アダプタの天面左上には、製品のシリーズ名が印刷されています。
アタプタの前面です。
アダプタの裏面には、左から電源スイッチ、電源コネクタ、USBコネクタが存在します。
アダプタの底面には、各ソフトウェアのダウンロードに必要な「シリアルナンバー」のシールがあります。
アダプタとパソコンを接続する、USB3.1 Gen.1対応のケーブルです。
付属している変換アダプタです。
入力は100~240V/50~60Hzで、出力は12V/2Aです。
変換アダプタに2.5インチSSDを接続した、使用イメージです。
LGB-A35SU3の性能
接続先は「TUF Z390-PLUS GAMING」の「USB 3.1 Gen 2ポート」です。
CrystalDiskMark 6.0.2 x64で検測した「ベンチマーク」です。
環境にも左右されるものの、最低でもこれくらいの速度は見込めるようです。
ベンチマークに使用したSSD
ベンチマークに使用した「CSSD-S6B01TMG4VT」は、別記事で詳しく解説しています。
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【SSD】1TBのCSSD-S6B01TMG4VTレビュー【高耐久】
Phison製のハイエンドコントローラ「PS3112-S12」を搭載した、MG4VTシリーズのCSSD-S6B01TMG4VT。
今回の記事ではこの「CSSD-S6B01TMG4VT」の性能や速度について、製品画像と併せて解説します。続きを見る
LGB-A35SU3の添付ソフト一覧
LGB-A35SU3に添付されているソフトは、下記リンクから「シリアルナンバー」でダウンロード可能です。
LGB-A35SU3の添付ソフト一覧
- HD革命/CopyDrive Ver.7 Lite
- Logitec ディスクフォーマッタ
- Logitec フォルダミラーリングツール
- Logitec ディスクデータイレイサ
詳細レビュー
ケースで保護されていない裸のHDDやSSDに対応した、SATA接続専用へのUSB変換アダプタです。
本体に電源スイッチを備えているため、他の類似品に比べて安全に起動させることができます。
また転送速度や安定性も優秀で、数日連続で合計3TB以上書き込みしても問題は見られませんでした。
一部の製品は転送速度が落ち込んだり突然電源が落ちたりするものですが、この製品は安定しています。
そのほかデータ移行ソフトの「HD革命/CopyDrive Ver.7 Lite」などのダウンロードにも対応。
必要であれば、メーカーページからシリアルナンバーを入力して導入すると良いでしょう。
ちなみに気になる点を挙げるとするなら、3.5インチHDDへの対応力は十分な反面、2.5インチHDDやSSDへは不十分な印象。
実際には使えてしまう可能性もありますが、公式が謳っている「SSDは1TBまでという制限」は将来性に疑問です。
とはいえ少なくとも自身は満足しており、無理な注文ながら「NSSコネクタ採用」なら完璧でした。
レビューまとめ
- 任意のタイミングで起動可能な、電源スイッチを搭載している
- USB3.1 Gen.1に対応しており、実効転送速度も十分である
- HD革命/CopyDrive Ver.7 Liteがダウンロードできる
- 2.5インチHDDやSSDへの対応容量が乏しい(前者が4TB、後者が1TBまで)
- SATAコネクタがNSSではない