契約期間の縛りがなく、シンプルでわかりやすい料金体系を実現している格安スマホ・SIM業者のmineo。
今回の記事ではこの「mineo」に乗り換えで契約する方法と、音声通話対応の料金表について解説します。
MNP(乗り換え)とは?
携帯回線業者を携帯電話番号を変えずに変更する「携帯電話番号ポータビリティ」のことです。
この制度開始前は携帯回線業者を変えると携帯電話番号が変わることから、ユーザーは最初に契約した携帯回線業者の継続を強いられていました。
しかし制度開始以降は自由に携帯会社が乗り換えできるようになったため、料金や電波状況など様々な条件のもとでユーザーが好みの携帯業者を選べるようになりました。
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乗り換え前の準備
前提として「SIMカード」とは、契約者の携帯電話番号が記録された「ICカード」のことです。
このカードを携帯電話に差し込むことで通話やデータ通信が可能となり、カードを入れ替えするだけで同じ電話番号のまま携帯電話を利用することができます。
乗り換え前の準備まとめ
- mineoのページを十分に確認し、契約すべき料金プランを決める
- 現在使用している携帯電話のSIMロックを解除する(ネットもしくは店頭で行う)
- 現在契約している携帯電話会社に連絡し、MNP予約番号を発行する
- mineoの決済に使用するクレジットカードと、本人確認書類を用意する
- mineoのエントリーパッケージを購入し、エントリーコードを入手する
- mineoのサイトで自身の情報を入力していき、SIMカードの発送手配を行う
- mineoからSIMカードが到着したら、サイトから回線の切り替え手続きを行う
- 使用したい端末から元のSIMカードを抜き、mineoのSIMカードと交換する
- SIMカードが有効化したら、モバイルデータ通信のAPN設定を行う
音声通話対応の料金表
通話とデータ通信の両方が可能なプランのことを、mineoでは「デュアルプラン」と言います。
mineoではau回線を利用する「Aプラン」が最も安いため、auの対応エリアであればオススメです。
データ容量 | au Aプラン | docomo Dプラン | SoftBank Sプラン |
---|---|---|---|
500MB | 1,310円 | 1,400円 | 1,750円 |
3GB | 1,510円 | 1,600円 | 1,950円 |
6GB | 2,190円 | 2,280円 | 2,630円 |
10GB | 3,130円 | 3,220円 | 3,570円 |
20GB | 4,590円 | 4,680円 | 5,030円 |
30GB | 6,510円 | 6,600円 | 6,950円 |
Aプランとの差額 | - | +90円 | +440円 |
MNPの予約番号発行まで
まずMNPを行うまでにすべきことは「料金プラン」の決定です。
直上の表から好みの回線とデータ容量を確認し、毎月の使用料金を選びます。
mineoから請求される金額は選択した料金プランとその消費税、あとは通話料となります。
料金プランが決まったら、現在使用している携帯電話の「SIMロック」を解除します。
ドコモ・au・ソフトバンクから購入した携帯電話には、それぞれの会社のSIMカードしか受け付けない仕組みが導入されています。
そのためSIMロックの解除をしないまま携帯電話会社を乗り換え、発行したSIMカードを携帯電話に差し込んだとしても、実際にはSIMカードが認識されず通信ができないということになります。
mineoの料金プランによってはSIMロックの解除が不要な場合もありますが「乗り換え後のSIMロック解除が行えない」もしくは「乗り換え後のSIMロック解除が面倒」ということが想定されますので、mineoに限らず携帯電話会社を乗り換える前にSIMロックを解除しておくことを強くオススメします。
ちなみにこのSIMロック解除は、インターネットを利用することにより「無料」で行えます。
しかし各ショップの店頭で依頼すると「有料」となるため、できればインターネットを利用しましょう。
SIMロックの解除が終わったら、いよいよ「MNP予約番号の発行」を行います。
大手3キャリアは電話かショップで「即日発行」できますが、その他の回線業者ではインターネットでしか手続きできず、さらにMNP予約番号の発行まで数日必要になることもあります。
SIMカードの発送まで
mineoの加入に伴う毎月の使用料は、基本的に「クレジットカード」を利用して行います。
そのためクレジットカードを所持していない場合は、そもそも契約できないため注意しましょう。
有効なクレジットカードの所持を確認したら「本人確認書類の画像」を用意します。
携帯電話のカメラ、デジタルカメラ、スキャナーなどで読み取り、後述の申込画面で提出(アップロード)することになります。
本人確認書類として受付可能なもの
- 運転免許証
- 運転経歴証明書(交付年月日が2012年4月1日以降に限る)
- パスポート
- 個人番号カード(提出は表面のみにすること。裏面は不要)
- 在留カード
- 外国人登録証明書
- 外交官等住居証明書
- +補助書類(本人確認書類の記載住所が変更されている場合)
本人確認書類が準備できたら、いよいよ申し込み。
――といきたいところですが、余程急いでいない場合は「事務手数料の無料化」を行います。
申し込み画面でエントリーコードを入力すると、契約事務手数料が0円になります。
詳しくは「契約事務手数料を無料にする方法」を確認して下さい。
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【mineo】契約事務手数料を無料にする方法【エントリーコード】
docomo/au/SoftBankの3種類から選べる格安SIMサービスとして、大人気を博しているmineo(マイネオ)
今回の記事ではこのmineoの申し込みに必要な「契約事務手数料」を無料化し、契約する方法を解説します。続きを見る
クレジットカード・本人確認書類・エントリーコード(任意)が確認できたら、mineoへアクセスします。
申し込みページから順番に必要事項を入力していき、十分に内容を確認して申し込み手続きを完了します。
私のように確認を怠ると、mineoから申込内容や本人確認の電話がかかってきてしまいます。
申し込み時の注意ポイント
第1の注意ポイントは、前述の「申し込みに必要な情報」を集めることです。
上では記載していませんが、連絡先となる「メールアドレス」も用意しておきましょう。
第2の注意ポイントは、使用する「スマートフォンのSIMサイズ」を確認することです。
最近は「nanoSIM」が主流となっていますし、小さいサイズのSIMを大きくすることは簡単です。
図示している「mineo対応SIMサイズ診断」で上手く検索できない場合は、とりあえず「au VoLTE対応SIM」を選択しましょう。
第3の注意ポイントは、事務手続き無料化の「エントリーコード」を入力することです。
エントリーコードの入手には、エントリーパッケージの購入が必要となるものの「確実にお得」です。
第4の注意ポイントは「MNPの予約番号」を確実に入力することです。
同時に「MNP予約番号の有効期限」も必要ですから、事前にメモしておきましょう。
第5の注意ポイントは、初期費用に「事務手数料無料化」が反映されているかどうかです。
第3の注意ポイントで入力した「エントリーコード」が有効であれば「SIMカード発行料」のみ請求されます。
第6の注意ポイントは「本人確認書類のアップロード」です。
現在有効な本人確認書類の画像を確実にアップロードし、mineoの申し込みを完了させましょう。
SIMカードの切り替え方法
mineoで「MNP転入切替を行う方法」は、別記事で詳しく解説しています。
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【mineo】MNP転入切替を行う方法【回線切替手続き】
mineoの申し込み手続きを行うとおよそ数日で到着するSIMカードと、到着後に必要になるMNP転入切替。
今回の記事ではこのSIMカードの「MNP回線切替手続き」を行い、MNPを完了させる方法を解説します。続きを見る