データ通信を分けあう「シェアパック」と、ひとりで選ぶ「データパック」を提供しているdocomo。
今回の記事では「ドコモ光セット割」や「docomo with」を含めて、docomoの料金を解説します。
家族で使う場合
家族でデータ通信を分け合う「シェアプラン」は、docomoが最もオススメしている料金プランです。
他社ではひとりずつ料金プランを決めますが、このシェアプランでは親回線と子回線に分けて考えます。
まず親回線(代表回線)では、グループ内で使用するパケットパックを選択します。
毎月のデータ通信量が変動するなら、使用量に応じて料金が変化する「ベーシックシェアパック」を、
ある程度使用するデータ通信量が一定、もしくは30GBを超えるなら「ウルトラシェアパック」です。
親回線でパケットパックを決めたら、子回線の料金は簡単に算出できます。
子回線のデータ通信料はグループへの参加料である「500円」となり、プランを選ぶ必要はありません。
仮に通話プランに「カケホーダイライト」を、パケットパックに「ベーシックシェアパック」を選ぶと、
月間のデータ通信量が5GBを超えない場合、家族合計で「月額16,000円」となります。
対象者 | 基本料 | ネット接続料 | データ通信料 | 個人合計 |
---|---|---|---|---|
親回線 | 1,700円 | 300円 | 6,500円 | 8,500円 |
子回線 | 1,700円 | 300円 | 500円 | 2,500円 |
子回線 | 1,700円 | 300円 | 500円 | 2,500円 |
子回線 | 1,700円 | 300円 | 500円 | 2,500円 |
家族合計 | 16,000円 |
ひとりで使う場合
docomoでオススメしているのは前述の「シェアプラン」ですが、もちろんひとりでも契約が可能です。
2018年から始まった「ベーシックパック」とは、毎月の使用量に合わせて料金が変動する新プランです。
そのためデータ通信量が余ってしまう旧プランに比べて、利用者に優しいプランだと言えるでしょう。
ただし旧プランに存在していた「データくりこし」は消失しているため、旧プランの需要も依然存在。
新プランに移行すると旧プランへ戻すことができないため、安易に新プランを選ばないよう注意します。
ちなみに通話プランに「カケホーダイライト」を、パケットパックに「ベーシックパック」を選ぶと、
月間のデータ通信量が1GBを超えない場合に「月額4,900円」となります。
そのほかデータの通信量に応じて料金が変動しない、固定型の「ウルトラデータパック」も選択可能。
毎月のデータ通信量が安定して5GBを超えるのであれば「ウルトラデータLパック」がオススメです。
対象者 | 基本料 | ネット接続料 | データ通信料 | 使用量 | 合計 |
---|---|---|---|---|---|
ひとり | 1,700円 | 300円 | 2,900円 | ~1GB | 4,900円 |
4,000円 | ~3GB | 6,000円 | |||
5,000円 | ~5GB | 7,000円 | |||
7,000円 | ~20GB | 9,000円 | |||
ウルトラデータLパック | 6,000円 | 20GB | 8,000円 |
月々サポートとは?
auとSoftBankは先行して端末料金分離型の料金プランを提供していますが、現時点でdocomoは違います。
docomoには「月々サポート」という割引が存在し、スマホをお手頃な価格で購入することができます。
例えば96,000円の端末を24ヶ月分割払いで購入したとすると、月あたりの端末料金は4,000円です。
しかしdocomoの場合は24ヶ月の利用を条件として、前述の月々サポートが受けられます。
仮に月々サポートが3,000円だとすると、月あたりの実質端末料金は1,000円に。
つまり本来96,000円の端末を、実質とはいえ24,000円で購入できることになります。
ただしあくまで24ヶ月の利用が条件ですから、途中で解約すると残りの端末料金が請求されます。
例として18ヶ月で解約した場合、4,000円×6ヶ月の24,000円が解約時に請求されてしまいます。
端末料金 | 分割回数 | 月々サポート | 月額端末料金 | 実質端末料金 |
---|---|---|---|---|
96,000円 | 24ヶ月 | なし | 4,000円 | 96,000円 |
-3,000円 | 1,000円 | 24,000円 |
参考元:月々サポートとは?
ドコモ光セット割とは?
docomoの携帯契約とドコモ光を組み合わせることで、代表回線から一定の金額が引かれるサービスのこと。
選択したパケットパックに応じて割引額が増加していき、最大で「毎月3,500円の割引」が受けられます。
ちなみに他社の携帯会社と異なる点は、携帯の契約台数と割引額が比例しないこと。
さらに割引が代表回線に限られるため、子回線の契約者にはドコモ光による割引が反映されないことです。
(例:親が代表回線で子回線の娘がドコモ光を申し込んだ場合、親が割引の恩恵を受けます)
そのほか同じシェアグループ内で2回線以上のドコモ光を申し込んだ場合、各300円の割引が追加されます。
参考元:ドコモ光セット割とは?
docomo withとは?
docomoオススメのプランは「シェアパック」ですが、オススメの端末と言えば「docomo with」です。
docomo withとは毎月1,500円の割引が受けられる端末のことで、その割引は機種を変えない限り継続します。
仮に端末料金が月額1,500円の機種を分割購入すれば、25ヶ月目から毎月1,500円割引に。
同じ端末料金が月額1,500円の機種を一括購入すれば、1ヶ月目から毎月1,500円割引となります。
※カケホーダイライトとウルトラデータLパックを組み合わせた場合の試算
購入形態 | 基本料 | spモード | データ通信料 | 端末料金 | with割引 | 月額 |
---|---|---|---|---|---|---|
分割払い | 1,700円 | 300円 | 6,000円 | 1,500円 (24ヶ月のみ) | -1,500円 | 8,000円 |
一括払い | 1,700円 | 300円 | 6,000円 | 0円 | -1,500円 | 6,500円 |
参考元:docomo withとは?
月額280円で運用する方法
月額280円で電話を維持する方法は「子回線」「シンプルプラン」「docomo with」が揃えば可能です。
ただし1ヶ月目から280円にするには「端末一括購入」「端末保証なし」という2つの条件が必要です。
とはいえ前者に関しては、MNPの場合に一括0円のショップが存在するようですので敷居が低いです。
対象者 | 基本料 | ネット接続料 | データ通信料 | with割引 | 個人合計 |
---|---|---|---|---|---|
親回線 | 980円 | 300円 | 6,500円 | -1,500円 | 6,280円 |
子回線 | 980円 | 300円 | 500円 | -1,500円 | 280円 |
子回線 | 980円 | 300円 | 500円 | -1,500円 | 280円 |
子回線 | 980円 | 300円 | 500円 | -1,500円 | 280円 |
家族合計 | 7,120円 |
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【ドコモ】月額1980円で運用できる条件まとめ【一休さん】
docomo with対象機種と組み合わせることで、毎月の利用料金1,980円/人を実現可能なドコモ。
今回の記事では「月額1,980円」に必要な条件と、選択されやすいプラン時の月額を解説します。続きを見る
docomoの料金まとめ
- docomoの料金を安くするには「シェアプラン」を利用する
- シェアプランに加入できる回線は「最大20回線」である
- docomo withを利用すると「月額280円」が狙える
- docomoをひとりで利用する場合、auのほうが安い
- グループ内にヘビーユーザーがいる場合、何らかの対策が必要である
- 月額280円を1ヶ月目から実現するには、端末の一括購入が必要である
新料金プランについて
2019年6月1日から提供される、新料金プランの「ギガホ」と「ギガライト」の情報をまとめました。
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【ドコモ】新料金プランの「ギガホ」「ギガライト」は安いのか?【朝三暮四】
2019年6月1日(土)から提供開始されるという、ドコモの新料金プランのギガホとギガライト。
今回の記事ではこの2つのプランを、旧料金のシェアパックやドコモ光セット割を含めて比較します。続きを見る
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