【HDD】6TBのST6000DM003 レビュー【ST8000DM004との違い】

2019年8月26日

st6000dm003 benchmark review

2TBプラッタを採用したことにより、従来に比べて3枚という少ないディスク構成を実現したST6000DM003。
今回の記事ではこの「ST6000DM003」のベンチマークに加え、ST8000DM004との違いを解説します。

ST8000DM004とST6000DM003の違い

ST8000DM004とST6000DM003の違いは、単純に「容量の違い」だと認識していれば良いでしょう。
双方とも「2TBプラッタ」かつ「SMR」であり、容量の変化に伴ってヘッドとディスクの枚数が違います。

気になるのは同容量のプラッタを採用しているにも関わらず、最大転送速度で差が出ている点くらいです。

型番ST8000DM004ST6000DM003
JANコード07636490944190763649094426
(4580376096587)
容量8TB6TB
実容量7452GB5589GB
1セクター4096byte
インターフェイスSATA 6Gb/s
最大転送速度190MB/s185MB/s
キャッシュ256MB
回転速度5,400rpm
ヘッド86
プラッタ2TB×42TB×3
作業負荷率制限55TB/年
平均故障間隔(MTBF)-
保証期間2年
記録方式SMR

ST8000DM004のレビュー

SMRの特長や「ST8000DM004のレビュー」は、別記事で詳しく解説しています。

st8000dm004 review
【HDD】8TBのST8000DM004 レビュー【SMRとCMRの違い】

コストパフォーマンスに優れた8TBの3.5インチHDDとして人気となっている、SegateのST8000DM004。
今回の記事ではこの「ST8000DM004」のレビューに加え、記録方式のSMRとCMRの違いを解説します。

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ST6000DM003の特長

ST6000DM003のデータシート(PDF)

ST6000DM003の特長まとめ

  • 現行で最大となる2TBプラッタを採用している
  • SMRの欠点を、様々な技術で軽減している
  • 2年間のメーカー保証が付属している

ST6000DM003の外観

パッケージは、Barracudaシリーズ恒例の緑色です。

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HDDの型番は、パッケージ上部右で確認します。

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パッケージ裏面には、ST6000DM003の特長が簡単にまとめられています。

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パッケージを開梱すると、エアキャップで包まれたHDDが表れます。

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エアキャップを外しても、静電気防止袋が利用されているほど製品保護は十分です。

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HDD本体の全景です。

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中央のラベルでは、HDDの型番やシリアルナンバーが確認できます。

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HDDの基盤です。

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基盤を拡大してみました。

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HDD背面のSATAコネクタです。

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HDDの正面です。

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HDDのネジ穴の位置で「左側」が正面です。

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HDDの背面です。

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今回のST6000DM003の重量は、実測で「約620g」でした。

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ST6000DM003の性能

各ベンチマークそれぞれ上の画像が使用前、下の画像が「6TBの限界まで使用した後」です。

CrystalDiskInfo 7.7.0 x64

CrystalDiskInfoで表示される型番は「ST6000DM003-2CY186」です。

st6000dm003 review crystal disk info

CrystalDiskMark 6.0.1 x64

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st6000dm003 review crystal disk mark 2

ATTO Disk Benchmark 4.00.0f2

st6000dm003 review atto disk benchmark

st6000dm003 review atto disk benchmark 2

HD Tune 2.55

st6000dm003 review hd tune

st6000dm003 review hd tune 2

レビューまとめ

大容量プラッタのHDDが主流となっている今日、今回のST8000DM004も現行最大の2TBプラッタを採用。
そのため従来に比べて転送速度が速いうえ、ヘッドの移動も少なくなっていることから静音動作が特長です。

また上位の8TB HDDである「ST8000DM004」と比べても、優秀なコストパフォーマンスで人気の傾向。
現在は6TB HDDにおいて、Western Digitalの「WD60EZAZ-RT」に次ぐ、2番目の地位を確立しています。

ちなみにレビューとはいえ、昔に比べると各HDD間での特長の差が出にくくなっている印象。
私の環境では「WD60EZRZ-RT」よりも音は小さい気がするため、駆動音を重視するならこちらです。

そのほか注意すべき点を挙げるとするなら、このHDDの記録方式にSMRを導入していること。
書き換えのたびに一部データをキャッシュに取り込むため、書き換え頻度が高い場合には注意が必要です。

ST8000DM004(8TB HDD)のレビュー

ちなみに「ST8000DM004(8TB HDD)のレビュー」は、別記事で詳しく解説しています。

st8000dm004 review
【HDD】8TBのST8000DM004 レビュー【SMRとCMRの違い】

コストパフォーマンスに優れた8TBの3.5インチHDDとして人気となっている、SegateのST8000DM004。
今回の記事ではこの「ST8000DM004」のレビューに加え、記録方式のSMRとCMRの違いを解説します。

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