Division 2で最高難易度を誇るレジェンダリーミッションを、より進行しやすくする状態異常ビルド。
今回の記事では巷でCCビルドとも言われているという、この「状態異常ビルド」について解説します。
ビルドコンセプト
ビルドコンセプトは、ステータス効果とスキルヘイストを高めた「ブラインダーファイアフライ」です。
その特性により視覚奪取の持続時間が延長され、ほぼ常に対象の視覚を奪うことで無力化が可能となります。
ちなみに自身はこのビルドのプレイヤーと、全ての「レジェンダリーミッション」をクリアしています。
最新のビルド
ビルドレシピ
状態異常ビルドを運用するプレイヤーには「敵を常に状態異常にし続けること」が求められます。
そのため各装備に「ステータス効果」と「スキルヘイスト」の2つを、とくに重視して採用していきます。
またスペシャリゼーションは、焼夷グレネードが装備でき、ステータス効果中のダメージが上昇するうえ、カバー時にスキルヘイストがかかる「サバイバリスト」が選択すべき筆頭です。
とくに焼夷グレネードで「炎上状態」が付与できる点も、ステータス効果を高めたビルドでは効果的です。
またスコーピオは完全にバックパックタレントの「便乗屋」発動用ですから、正確な射撃は不要です。
基本的な立ち回りは障害物にカバーで隠れてスキルを使いつつ、ショットガンを撃ちまくるだけです。
そしてアーマー持ちの硬い敵が来たら特殊武器を打ち込み、持続力付きのアサルトライフルの出番。
持続力はヘッドショットで発動しますから、精度と回転数を重視するならLMGよりも有用だと思われます。
ピストルの「フューチャーパーフェクト」は完全にキルが取れる時限定に使用し、スキルを強化します。
ちなみにエキゾチックマスクの「ヴァイル」は、チャレンジ以下の難易度で大きく活躍する装備。
体力が増加するヒロイック以上では活躍しにくいため、マスクをチャイナ、グローブをハナウにします。
ブランドレシピ
ムラカミインダストリーズの1部位採用でステータス効果が増加していたのは、やはりバグだった模様。
設置型スキルを使用しないこのビルドで持続時間は不要ですから、簡易ホルスターの出番が戻ってきました。
ブランド名 | 1部位 | 2部位 | 3部位 |
---|---|---|---|
ゴラン・ギア × 1 | ステータス効果 +10.0% | - | - |
チャイナ・ライトインダストリー社 × 3 | 爆薬ダメージ +15.0% | スキルヘイスト +10.0% | ステータス効果 +10.0% |
ブランドなし × 2 | - | - | - |
過去のビルド(TU9以前)
緑装備(簡易版)
ビルドレシピ
装備セットの「ハードワイヤード」を利用した、簡単に作成できるビルドサンプルです。
しかし後述の厳選版に比べて部位ボーナスと特性の数で大きな差が付くため、変更をオススメします。
ちなみにこのビルドではハードワイヤード「4部位」により、スキルのクールダウンリセットが可能です。
さらにハードワイヤードのバックパックを装備すると、リセットの間隔を短縮できます。
ただしこのタレント「フィードバックループ」は、バグで機能しないことも。
そのためMODスロットでスキルヘイストを上昇させ、万が一のバグに対応すべきです。
ブランドレシピ
アーマーはコア特性の再調整が不可欠ですから、あえて「ゴラン・ギア」を組み込む必要はありません。
しかしゴラン・ギアは、1部位だけで「ステータス効果 +10%」が付いてくる点が大きいです。
ブランド名(TU9版) | 1部位 | 2部位 | 3部位 |
---|---|---|---|
ゴラン・ギア × 1 | ステータス効果 +10.0% | - | - |
ハードワイヤード × 4 | - | スキルヘイスト +15.0% | スキルダメージ +15.0% スキル修復 +15.0% |
ハナウコーポレーション × 1 | スキルヘイスト +10.0% | - | - |
黄装備(厳選版)
ビルドレシピ
アイテムの厳選を経て、ブラインダーの効果時間と回転数を限界まで高めたビルドサンプルです。
ホルスターには良質なムラカミを入手するまで、MODスロットを備える「簡易ホルスター」を選択します。
優れた部位ボーナスを持つブランドやタレントを取捨選択していると、なかなか完成は遠くなります。
スペシャリゼーションは「サバイバリスト」にして、パーティ全体の火力を高めましょう。
武器ダメージが増加できないスキルビルドにとって、確率に影響されないヘッドショットは大変有用です。
そのため特性の良いマークスマンライフルを持つ場合は、ライフル以上に役立つ場面があるかもしれません。
(クリティカル率やクリティカルダメージは上昇させにくく、標準のダメージ倍率も+25%と少ない)
ブランドレシピ
このビルドでは「チャイナ・ライトインダストリー社」の装備を「最大3つ」想定しています。
このブランドの良いところは部位ボーナスに加え、MODスロットがユーティリティであることです。
ちなみにムラカミインダストリーズの「スキル持続時間 +20.0%」は、スキル情報の表記だけでなく実際に視覚奪取時間が増加することを確認しています。
ブランド名(TU9版) | 1部位 | 2部位 | 3部位 |
---|---|---|---|
ゴラン・ギア × 1 | ステータス効果 +10.0% | - | - |
チャイナ・ライトインダストリー社 × 3 | 爆薬ダメージ +15.0% | スキルヘイスト +10.0% | ステータス効果 +10.0% |
ハナウコーポレーション × 1 | スキルヘイスト +10.0% | - | - |
ムラカミインダストリーズ × 1 | スキル持続時間 +20.0% | - | - |
スキル持続時間について
今回コメントにより状態異常への導入が有益だと判明した、ムラカミインダストリーズ。
そこで「スキルMODで持続時間を延長するとどうなるか」について、検証してみました。
結果は状態異常の持続時間は延長されず、設置系や射出系のスキルの持続時間のみ変化。
つまりムラカミインダストリーズでステータス効果時間が延長されるのは、バグかもしれません。
ビルドメニュー
サバイバリストのタクティカルリンク
ステータス効果を与えたターゲットに対するダメージが上昇する、このビルドと相性の良いタレントです。
そのため少しでもより長く効果を得られるような、ブラインダーファイアフライの使い方が要求されます。
スコーピオ
タイトルアップデート12で追加された、様々な状態異常を発生されるエキゾチックショットガンです。
武器種はもちろんショットガンですから、後述するサポートタレントの「便乗屋」も発動します。
またPvEにおいては「ブラインダーファイアフライ」と「ジャマーパルス」の邪魔をしないメリットも。
もし視覚障害を与える効果なら、ブラインダーファイアフライとの相性が悪いため採用できませんでした。
ACS-12(持続力付き)
後述のバックパックタレント「便乗屋」の効果を、最大限に活かせるショットガンです。
レートが速く弾数も多いため雑に発射してもタレントが発動しやすく、武器の種類から効果範囲も広いです。
持続力
ヘッドショットをするだけで、次のステータス効果ダメージと持続時間が伸びるタレントです。
ヘッドショットはダメージも大きく上昇しますから、視覚奪取中のチャンスに何度も叩き込みましょう。
フューチャーパーフェクト
タイトルアップデート10配信により追加された、新しい武器タレントのひとつです。
インシンクよりも発動条件は少し厳しいですが、どのスキルでも腐りにくい汎用性を備えています。
ビンディクティブ
ステータス効果を与えて敵を倒すと、自身と味方のクリティカル率やダメージが上昇するタレントです。
ただし発動には「キルが必要」ですから、前述の持続力に比べると優先度が低くなります。
簡易ホルスター
簡易ホルスターとはクラフトステーションで作成可能な、どこのブランドにも属さないホルスターです。
部位ボーナスはありませんが、コア特性1つと特性2つに加え「MODスロット」を搭載しています。
オーバーウォッチ
一定時間カバーに入っていると、自分と味方の武器とスキルダメージが上昇するタレントです。
このビルドは視覚奪取だけすれば良いという訳ではありませんから、自身も戦闘に加わる必要があります。
そんな時このオーバーウォッチがあれば、パーティ全員の火力が上昇できるためオススメです。
マッドボマー
オーバーウォッチとは別の選択肢となる、グレネードの効果を高めるタレントです。
まずこのタレントを装備するとグレネードの範囲を広くし、好きなタイミングでの爆破が可能となります。
さらにキルで使用したグレネードが戻ってくるため、炎上ダメージで敵をキルしている限りグレネードが使い放題になります。
便乗屋
ショットガンもしくはマークスマンライフルで攻撃すると、相手へのダメージが増加するタレントです。
これは自身のスキルやパーティにも影響するため「有効時間の5秒間」が途切れないよう撃ち続けましょう。
ヴィジランス
火力重視ビルドでも採用数が多い、ダメージの底上げが図れるタレントです。
敵が視覚奪取もしくは電子パルスで攻撃してこない間は、一方的に撃ち続けることができます。
エナジャイズ
アーマーキットを使うと「スキルクラス+1」の効果があり、スキルクラス6の場合は「オーバーチャージ」が可能なタレントです。
状態異常ビルドの場合は効果範囲や効果持続時間が延びるだけですから、それらが不十分な場合に導入しましょう。
クリーピングデス
ステータス効果を一定範囲まで広げる、固まっている敵に対して有効なタレントです。
タイトルアップデート9で強化されたため、スキルを雑に使っても多くの敵に効果が与えられます。
ブラインダーファイアフライ
このビルドで欠かせない「視覚奪取効果」を備えた、ファイアフライのスキルです。
視覚奪取を受けた敵はその場で目を擦り、こちらを攻撃してこなくなります。
ただしロボットには効果がないため、状況の確認に注意しましょう。
ジャマーパルス
電子機器を扱う装備や敵の多い「ブラックタスク」に効果的な、電子機器用のスキルです。
走り回って攻撃してくる「ウォーハウンド」や、面倒な「爆弾ドローン」を一定時間無力化できます。
バンシー
スペシャリゼーションの「ガンナー」のみで使用可能な、混乱を付与するパルスです。
キー長押しで「チャージ」を行うことができ、その時間に応じて効果範囲を集中させることができます。
効果的な戦闘の流れ
効果的な戦闘の流れ
- まずカバーを行い「オーバーウォッチ」の発動を準備する
- つぎに「ブラインダーファイアフライ」で敵の視覚を奪う
- 敵の視覚を奪ったら、ヘッドショットで「便乗屋」と「持続力」を発動させる
- 状況により「フューチャーパーフェクト」を発動させて、オーバーチャージへ
- 持続力付きの「ブラインダーファイアフライ」で再び敵の視覚を奪ったり、相手により「ジャマーパルス」を使用する
- ――上記を繰り返す
おすすめビルド紹介
この表に収まりきらない「公開したビルドの全て」は、別記事で詳しく解説しています。
攻撃ビルド | 防御ビルド | スキルビルド | 各種情報まとめ |
---|---|---|---|
鉄板火力ビルド | 装甲追加ビルド | 状態異常ビルド | 武器タレント |
半盾狙撃ビルド | 全盾拘束ビルド | タレドロビルド | 装備タレント |
複数攻撃ビルド | 鋳造工場ビルド | ヴァイルビルド | 部位ボーナス |