現代の生活には欠かせないライフラインのひとつとなっている、インターネット。
今回の記事では速度が出ない原因と、それを解決する改善方法について解説します。
速度を左右する条件とは?
インターネットの速度を左右する条件は、大きくわけて「回線」と「プロバイダ」の2つです。
回線選び
インターネットは「ダイヤルアップ」「ISDN」「ADSL」「FTTH(光)」と着実に進歩してきました。
もちろん後者に向かうほど速度が速く、最近は「モバイル回線」が台頭していることも見逃せません。
インターネットの速度を重視するなら選択すべきは固定回線で、中でも「FTTH(光)」がオススメ。
最近は普及率の上昇やコラボ光の登場で低価格化しており、以前よりも導入しやすい環境だと言えます。
ちなみにFTTHとは光ファイバーのことで、光回線と呼ばれることも多いです。
プロバイダ選び
インターネットは「回線契約」だけでは閲覧できず、必ず「プロバイダ契約」も必要となります。
プロバイダ契約に覚えがない場合は回線事業者が提供しているだけで、何かしら契約しているはずです。
プロバイダの差は「回線の太さ」「サービス内容」「サポート」などによる「月額料金」にあります。
回線が太いほど夕方や夜間の利用でも速度が減少しにくく、より快適なインターネットが楽しめます。
しかし前述の「コラボ光」ではプロバイダを選択することができず、指定の1社しか選べないことも。
この場合速度が遅くともプロバイダの変更が行えないことから、我慢して利用することを強いられます。
そのため私個人のオススメとしては、プロバイダの自由度が最も高いNTT東西の「フレッツ光」か、
任意のプロバイダと組み合わせが可能で、スマホとのセット割まで存在する「ドコモ光」を推奨します。
速度を改善する方法
「光回線を利用しているのに、夜間帯の速度が遅い」
「速度はまずまずだが、接続が頻繁に切れる」
こんな場合には、プロバイダの変更を検討すべきです。
ほとんどの場合原因は光回線ではなく、プロバイダおよびその経路(PPPoE)が大きな原因です。
プロバイダの変更は一見難しそうですが、契約後に送られてくるIDとパスワードを機器に保存するだけ。
私がとくにオススメしている「v6プラス対応プロバイダ」なら、そもそもその設定すら必要ありません。
残念ながらプロバイダの変更が行えない環境の場合は、それ以外の方法を試しましょう。
コストを必要としない順に並べると、下記のとおりです。
- ネットワーク機器の電源を入れ直す
- OSの更新を行なう
- ブラウザの更新を行なう
- ブラウザのキャッシュや履歴を削除する
- セキュリティソフトを更新する
- セキュリティソフトの設定を見直す
- ウイルスのスキャンを行なう
- スパイウェアのスキャンを行なう
- MTUの設定を変更する(上級者向け)
- 光回線を上位のプランへ変更する(無料~)
- LANケーブルを変更する
- LANカードを変更する
- ネットワーク機器の数を減らす
- ネットワーク機器を変更する
- 無線LAN子機を変更する(無線環境の場合)
- 無線LAN中継器を増設する(無線環境の場合)
- パソコンのメモリを増設する
- パソコンのCPUをより高速なものに変更する