ドコモ光のAタイプに属するプロバイダの中で、個人的にオススメしたいv6プラス対応のGMOとくとくBB。
今回の記事ではこの「GMOとくとくBB」と実際に契約し、IPv6配信手続きでv6プラスを開通させてみます。
GMOとくとくBBとは?
ドコモ光で契約可能な、IPv4 over IPv6サービスのv6プラスに対応した「プロバイダ」のことです。
ドコモ光の契約者であれば無料で高性能な無線ルーターをレンタル可能で、初心者にもオススメできます。
GMOとくとくBBのメリット
- ドコモ光のAタイプに属しているため、単独タイプにわずか200円追加で利用できる
- IPv4 over IPv6サービスの「v6プラス」に対応しており、大幅な高速通信が可能である
- ドコモ光契約中は無料で高性能な無線ルーターがレンタルでき、しかもメーカーまで選べる
- 問い合わせ先がナビダイヤルではあるものの、メール問い合わせの返信はそこそこ速い
- おそらく知名度は低いが、東証一部上場のGMOインターネット株式会社が運営している
この記事の対象者とは?
この記事は、NTT東西からレンタルする「HGW(ホームゲートウェイ)」を利用する方向けです。
これは有線接続もしくは無線LANカードを利用した接続方法で、ネットの機器を可能な限り少なくできます。
ちなみに大多数が該当する一般的な環境下では、GMOとくとくBBから無線ルーターをレンタルしましょう。
契約後に登録連絡先へ送信されるSMSから手続きすれば、設定済みの無線ルーターが契約住所へ到着します。
自身の環境について
ネットワーク環境
大まかな自宅のネットワーク環境です。
書ききれない数のデスクトップパソコンやノートパソコン、スマホやAmazonのechoなどは割愛しています。
ちなみに最も上位のHGWには、NTT西日本なら月額100円の「無線LANカードレンタル」を利用しています。
手続きの流れ
手続き前日までの接続環境 ⇒ ドコモ光(Bタイプ:OCN契約)+ BIGLOBE(IPv6オプション)
手続き当日に行ったこと ⇒ BIGLOBE(IPv6オプション部分)の即日解約と、BIGLOBE本契約の月末解約
なぜドコモ光(Bタイプ:OCN契約)を契約しているのか?
OCNが提供する独自のIPoE(IPv4 over IPv6)接続サービス「OCN v6アルファ」を検証するためです。
記事公開時点ではOCN v6アルファの検証は終わっており、OCN v6アルファの解約手続きも完了しています。
ちなみに「OCN v6アルファとは?」は、別記事で詳しく解説しています。
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【OCN】IPv6 IPoE方式の「OCN v6アルファ」とは?
ついに2018年6月27日より提供開始となった、IPv6 IPoE方式の接続サービスであるOCN v6アルファ。
今回の記事ではIPv4/IPv6両コンテンツを快適に利用できる、IPv4 over IPv6について解説します。続きを見る
なぜOCN v6アルファで接続しないのか?
OCN v6アルファの利用には専用ルーター(検証時:IPoE対応ルーター 01)が必須となっているためです。
宅内でいくつかのプロバイダを利用するうえ、各パソコンとデータを共有する私の環境下では邪魔でした。
ちなみに「IPoE対応ルーター 01とは?」は、別記事で詳しく解説しています。
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【OCN v6アルファ】IPoE対応ルーター 01とは?【外観と設定画面】
OCNが提供する高速通信サービス「OCN v6アルファ」を使用するには、必須となるIPoE対応ルーター 01。
今回の記事ではこの専用の「IPoE対応ルーター 01」の外観や設定画面について、写真付きで解説します。続きを見る
なぜBIGLOBE(IPv6オプション)を契約しているのか?
ドコモ光(Bタイプ:OCN契約)を維持したまま、v6プラスを利用するためです。
ドコモ光は接続するプロバイダを強制されないことから、任意のプロバイダを利用することができます。
私は400円の追加でプロバイダの接続情報が増えるためBタイプの契約を残していますが、通常別プロバイダを利用するのであれば単独タイプに切り替えたほうが良いでしょう。
ちなみにドコモ光の戸建てプランでのみ契約可能な「ドコモ光ミニ」は、基本的に非推奨。
一見安く見える月額料金もすぐに定額タイプを超えるうえ、プロバイダは別料金となっています。
ドコモ光の料金 | 戸建 (2年定期契約) | 戸建 (契約期間なし) | マンション (2年定期契約) | マンション (契約期間なし) |
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Aタイプ | 5,200円 | 6,700円 | 4,000円 | 5,000円 |
Bタイプ | 5,400円 | 6,900円 | 4,200円 | 5,200円 |
単独タイプ | 5,000円 | 6,500円 | 3,800円 | 4,800円 |
ミニ | 2,700円~ | 4,200円~ | 非対応 | |
違約金 | 13,000円 | 0円 | 8,000円 | 0円 |
参考元:料金プラン | ドコモ光
v6プラスを有効化する方法
GMOとくとくBB
ドコモ光の契約ページが開いたら、画面を「下へスクロール」します。
ドコモ光の契約情報欄にある「詳細はこちら」を選択します。
ページ中央右にある「v6プラス配信手続き」を選択します。
"対象のWi-Fiルーターを持っている"から、任意のルーターを選びます。
(今回はHGWを利用するのですが、GMOとくとくBBが用意した選択肢に存在しませんでした)
ちなみに私は万が一の事態に対応できるよう、以前検証した「WN-AX1167GR」を選択しました。
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WN-AX1167GR v6プラス対応無線ルーター レビュー
安価でありながらv6プラスとDS-Liteに対応した、無線ルーターのWN-AX1167GR。
今回の記事ではZOOT NATIVEで利用する、この無線ルーターについて解説します。続きを見る
対象のWi-Fiルーターを選択したら、連絡先メールアドレスを入力し「確認へ」に進みます。
この際メールアドレスを空欄にすることは、GMOとくとくBBの基本メールアドレスに進捗が送信されるため避けましょう。
問題なくIPv6配信手続きが完了すると、申込状況が「予約受付中」に変わります。
この状態で数時間ほど待てば、メールで"GMOとくとくBBからv6プラスが利用可能になった"と連絡がきます。
IPv6配信手続き完了 ⇒ メールの件名:[GMOとくとくBB]v6プラス配信予約受付のお知らせ
IPv6配信利用可能に ⇒ メールの件名:[GMOとくとくBB]v6プラス配信完了のご案内
[GMOとくとくBB]v6プラス配信完了のご案内が到着した後であれば、先程のドコモ光契約画面のv6プラスが「ご利用中」に変わります。